To CLASSIC ちょろ聴き

CLASSIC ちょろ聴き(4)


stradivarius  STR 13608  250円 MALIPIERO「沈黙の休止」、Webern「6つの小品」作品6〜マデルナ/トリノ放響(1961年)
Dallapiccla「パルティータ」〜チェリビダッケ/トリノ放響(1968年)

このCDはよく見かけるんですよ。とうとう買いました。音質の悪い海賊盤だし、音源の組み合わせも珍妙だけれどけっこう楽しめます。マリピエロは大衆的な作風でわかりやすい。ウェーベルンは言わずと知れた20世紀の最高の名曲のひとつ。難解だけれど、深い甘さを感じて痺れます。ダラピッコラの美しさも特筆もので、ある時は静謐であり、また暴力的な躍動感もありました。(2002年1月28日)

POOLClassic 75 083  250円 Mahler 交響曲第1番(+花の章)
ハンスーペーター・フランク/シュターツカペレ・ヴァイマール(1993年ライヴ)

日本じゃなかなか聴けない旧東ドイツのオーケストラだし、これは掘り出し物。不思議な透明感を持った演奏で、録音のせいかやや散漫な印象もある。特別に優秀な技量とは思えないが、少なくともベルリン・フィルのようなインターナショナルな色気ある響きとは無縁で、誠実感が取り柄か?Brucknerの第3番も同時取得。(2002年1月28日)

KEMA  HGO 6004  250円 Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」、ほかBrahms 、Haydn、J.Wagnerなど
ベンツィ/アルンヘム・フィルハーモニー(1993/4年ライヴ)

へぇ、ロベルト・ベンツィはオランダで活躍してたのね。アルンヘム・フィルは想像以上にしっとりとした味わいがあって、単なる地方オーケストラの水準ではない。技術的に切れ味があるのとは意味合いが異なるが、ふくよかで暖かいし、厚みに欠けない。今回はほか「新世界」とか「春の祭典」など更に2枚取得。このオーケストラの詳細は「Arnhem Phil」を参照のこと。(2002年1月28日)

PHILIPS 456 850-2   2枚組680円 Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番(1960)/Rachmaninov ピアノ協奏曲第1/2番(1960)ほか
ジャニス(p)

忘れ去られたピアニストだけれど爽快なテクニックがウリで、久々に聴いても気持ちがよろしい。難しいことを考えずに、バリバリ弾いてくれて楽しめます。ほかLiszt、Prokofievとかいかにも技巧向けの曲ばかり収録していて、バックがコンドラシン、ドラティなど名人揃いなのも嬉しい。MERCURY録音はひとつの芸術。(2002年1月28日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi