To CLASSIC ちょろ聴き

CLASSIC ちょろ聴き(21)


エコーインダストリー CC-1082 500円で購入Brahms 交響曲第2番/ハイドン変奏曲〜ベーム/ウィーン・フィル(1975年)
ネットで検索しても話題になっていないし、事実ワタシも「なんやねん、このモッサリ演奏は」とずっと思っていた録音。なんかゆるゆるだけど、聴けば聴くほど地味深いというか、嗚呼Brahms ってこんなんだったな、C.クライバーの突進演奏はもうワタシの年齢にはちょっとキツイや・・・なんて感想がでるようなトコトン味わい系!これほど虚飾がなくて、リキみがどこにもない〜というか、なんもしない系の演奏も今や貴重か。ウィーン・フィルの「素の美」みたいなものが発見できました。ある意味癒し系Brahms 。録音も自然。(2003年9月15日)

FMエア・チェック・カセット→MDへ保存Schubert 八重奏曲ヘ長調 D803〜アムステルダム・コンセルトヘボウ・ソロイスツ (1994年10月10日 オーチャード・ホール・ライヴ)
昔から大好きな作品で、数種録音も取りそろえ、聴けば必ず感動するお気に入り名曲。40数分に及ぶ大曲でもある。セレナードであり、一方で大ハ長調交響曲を連想させる旋律もあり、スケール感もあります。アンサンブルのキモはホルンとクラリネットかな。シミジミ美しい。コンセルトヘボウののびのびと柔らかい、暖かいサウンドそのまま小編成にした味わいです。いつもながらSchubert の「もう溢れ出る歌がもうどうにも止まらないよ」的作品を堪能。録音極上。(2003年9月15日)

Dclassics BX 704652  5枚組2,750円Beethoven 交響曲第2/4番〜ザンデルリンク/フィルハーモニア管(1981年)
5年前に購入。録音やオーケストラと指揮者との違和感が気になった記憶有。この度、レニングラード・フィルとの第2番(1952/3年)を購入したので比較再確認を。しっかりとした足取り、重量感ある推進力はさすがで、これはこれで力演です。オーケストラの軽やかな音色も一流でしょう。ノリもアツさも充分。でもね、やっぱり録音が悪すぎ(これでもいちおうデジタル録音)。低音不足、奥行き足りなさ過ぎ。それさえクリアできれば・・・旧ソヴィエット時代のあまりヨロシくないモノラル録音のほうが彼の個性がよく理解できます。(2003年9月15日)


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written by wabisuke hayashi