ブーレーズの音源発見毎度の話しで恐縮だけれど、聴きこなせないほどCDを買ってしまうのは、価格破壊された廉価盤の功罪か。一方で、未知のものに対する興味を失っては、音楽に対する発見もあり得ません。「家族の生活をも省みず、博打・酒(もちろん女性にも)に使い果たす」なんてこともないので、自分のお小遣いの範囲で安いCDを買い足すくらいは大目に見て欲しいものです。 音楽(に限らず趣味のもの一般)は「ヒマだからたくさん聴ける」というものではなくて、仕事なんかがたて込んでいるときのほうが集中できる場合もあります。(学生時代、テストの直前に本を読み出したら最後、面白くてやめられない、という現象は誰でも経験しているでしょう)Bach のカンタータ全68枚分のCDは、まだ10枚辺りでウロウロしているが、別なものにもつぎつぎ興味が湧いてきて困りもの。金にも限りはあるが、時間はもっと有限なんです。 現在気になっているのに、手つかずで困っているのがブーレーズ。ブーレーズは1966年の「海」を聴いたら一気にハマってしまって、DATをひっくり返したら、1995年あたり(日本でブーレーズ・フェスティヴァルが開かれた)のFM録音が大量に出てきて、もう大変なんです。試しにLSOとの「詩編交響曲」を聴いてみたら、もうダメ。嗚呼、こんな録音速くMDに落とさないと・・・。
1995年5月19日サントリー・ホール
1995年5月22日サントリー・ホール
1995年5月26日サントリー・ホール
1995年5月30日サントリー・ホール
1995年5月31日サントリー・ホール
1995年6月1日サントリー・ホール ま、当時ヒマというか、タイマーも駆使して熱心にエア・チェックしてますねぇ。おそらく、これでエア・チェックは打ち止めにしたような記憶有。全部、録音できているわけじゃなくて、5/26には(ポリーニ)なんていうクレジットが残っていたり、「クロノクロミー」(素晴らしく多彩で緻密)の一部が収録されたりしているので、録りそこねたものもたくさんあるみたい。それでも贅沢で貴重な音源。 ところがブーレーズのライヴは、まだ出てきて驚き。
1993年4月21日 パリ・サル・プレイル
1994年8月27日 ザルツブルク祝祭大劇場
1993年4月23日 ベルリン・フィルハーモニー・ホール ブーレーズがパリ管を振った音源は珍しいでしょう。「ブーレーズの演奏ってこんな感じ」と、何故自覚できているのか不思議だった謎が解けました。けっこう聴いているんですよ。上記のものはライヴだけれど、CDからFM放送されたマーラーの6番やクリーヴランド管(新しいほう)との「春の祭典」も録音しておりました。 へんな計算だけれど、一回の演奏会分*@1,000としても一万円もうけた感じ。しっかり聴いて楽しませていただきましょう。・・・・で、「ストラヴィンスキーがけっこう多いじゃない」と思っていると、ヤルヴィ/スイス・ロマンドのストラヴィンスキー(1993年ライヴ。きっとCD録音と同時期)がDAT2本分出てきて驚き。キリがない。(2001年4月8日)
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