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進むボケ症状〜ああ、こんなCDもあったね



 必要ないこと、いやなことを忘れるのは人間にとって大切な機能のひとつかもしれませんね。でも、でも、ワタシの個人的趣味である「クラシック音楽分類の安いCDを手に入れて、楽しむこと」〜この辺りに「ボケ症状」が出てくると少々危ういか。ここ数日間のそんな事例をまとめて、反省です。ま、ワタシはお仕事でも、すぐやらなければならない諸作業は即実行!即忘却!パターンが多くて、デジタル・データ(メールなど)以外の紙媒体は一部ファイルするが、ほとんど捨てるか裏紙印刷に回してしまうんです。だから数日後「あの件は?」とか「ありがとうございました」と言われても、なんの記憶もない・・・ことも多い。

 閑話休題、「BRILLIANTのHandel MasterWorks 40枚組」衝動買いしました。Handel は、厳父Bach に比べるとずっと聴いていなくて、ほとんどCDは持っていない〜との自覚で「ああ、こりゃダブりはないわな」との確信だったが、6枚しっかりダブっていたのは報告済み。これはしかたがない、と、あきらめました。(反省します)つい前月東京で買ったものです。

 そのセット中に「イタリア語カンタータ集」というのがありまして、《愛の妄想−あの宿命の日から》HWV99、《むごき暴君,愛の神》HWV97、《死に瀕するアグリッピーナ》HWV110、《静かな穏やかな夜》HWV142、《エロとレアンドーロ》HWV150、《麗しのアマリッリ(愛の闘い)》HWV82(1995年録音)〜マリア・ザードリの清楚で可愛らしいソプラノが素敵でした。で、このザードリさんに記憶がある、この人の声は知っています。どうしてか?

 これHUNGAROTON原盤なんです。メンバーがハンガリーの人々ですね。で、似たような歌い手、バック(パル・ネーメトなど〜このひとはフルートですね)でデュオ集を棚より発見。

軽く動く葉 HWV186
あまりにも苛酷、あまりにも傲慢 HWV198
あなたをじっと見つめていたい HWV178
盲目の愛の神、あなたを信じまいHWV189
熱情をたくわえ増せ、恋する心よHWV185
胸が騒ぐ  HWV132a
たくさんの矢がわたしの胸を射貫き HWV197*
もしおまえが愛を捨てないなら HWV193
苦しみと縁遠い者は幸せだ HWV181
衰え、うめき、ため息をつきHWV188
まことの愛のきずなは楽しく幸福 HWV194
カンタータ「ああ、残念ながら本当だ」HWV77

HUNGAROTON HDC 12564-65-2(1984年録音)カウターテナーのポール・エスウッドとの競演です。

 ああ、思い出してきた。1985年はBach 生誕200年でいっぱい演奏会とか、CDが出たんだけど、Scarlatti、Handel も同年生まれ〜当時はまだCDはバカ高でワタシはもっぱらFMを楽しんだものです。Handel の声楽曲もずいぶん聴いたはず。で、その後、CD割安時代になると、蓄えた知識でCDを購入したんですね。「イタリア語カンタータ集」とはダブらないが、同じイタリア語作品だし、曲想も、雰囲気もよく似ている。(ちなみに「たくさんの矢がわたしの胸を射貫き HWV197」って、有名なる合奏協奏曲第1番ト長調の第4楽章の旋律です。楽しいな)

 「BRILLIANTのHandel MasterWorks 40枚組」中に「ドイツ・アリア集」〜アーリン・オジェー(s)〜1993年に惜しまれつつ亡くなった、アメリカの名花による一枚があります(1980年録音)。ところが、この作品にも馴染みがある。すると・・・出てきましたねぇ、これもHUNGAROTON HDC 31280〜ユリア・ハマリ(ms)/ハンガリアン・バロック・トリオ(録音年不明。1990年頃か)による「9曲のドイツ・アリア」。さっきのデュオと一緒にBerkshre辺りでまとめて買ったんじゃないかな。現代楽器による、ややまったり、ゆったりめの演奏でして、オジェーの「いかにもバロック声楽得意でっせ」(旧東のバックも上質)的しっとり控えめ知的歌唱に比べると、もっと日常の歌劇寄りでした。


 で、さらに・・・ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(1933年〜)という指揮者がいますね。先日ウチのBBSで話題になっていて

ベルリン放送交響楽団 〜昔からシャルプラッテンで親しんでいるのですが、1999年11月にベルリンで定期を聞きました。ベートーベンの交響曲3番とピアノ協奏曲5番(いわば皇帝づくし)でした。レーグナーが何度も演奏したホールでベルリン放送交響楽団を聞けると期待して行ったのですが、サンザンでした。スペイン系の名前(忘れた)の指揮者はメトロノームのようにただ棒を振っているだけ、というくらいひどかったし・・・ブルゴス氏に間違いないでしょう。いやぁ、ヒデイもんでした。特にピアニッシモがゆるゆるであくびがでてくる。これほどまでに退屈した演奏というのは、ちょっと記憶がありません。

 「君の名は」〜そのスペイン系の指揮者は、オケのレヴェルががく〜んと下げ、ぼろぼろにしてくれたブルゴスですね。彼のお陰でまたたくまにRSBはしょぼくなりました。しかし、その後オーケストラの土建屋ことヤノフスキが常任になってからは随分とレヴェルアップ。

 ・・・散々な評。ワタシはそれに対して、  

彼はウィーン響の指揮者も務めていましたよね。そんなにダメですか?芸歴の長い人だが。今気付いたが、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスのCDは一枚もなかったような気がする・・・その昔「ダフニス」全曲持ってましたが。そんなにヒドいんですか・・・相性わるかったかな?
・・・と。

 もうここで「ボケ症状」が出てきちゃっている。数日後、Grieg ピアノ協奏曲イ短調〜タニエル(p)のバックはデ・ブルゴス/ロンドン響でした。(1990年録音。BRILLIANT 99542)本日、Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調(1987年録音。NIMBUS NI 1749)〜デ・ブルゴス/ロンドン響(1987年録音。NIMBUS NI 1749)発見して聴きました・・・というか、なんども聴いてました。スッキリとした響き、なかなかの切れ味です。

 じつは数日前から、ジンマンの新録音であるSchumannの交響曲を聴いていました。で、同曲のCD在庫を確認したら交響曲第3番 変ホ長調「ライン」〜デ・ブルゴス/イタリア放送トリノ響(1975年ライヴ。LIVE CLASSICS LCB-053)出てきました。(これは海賊録音っぽくて、少々音質難有)この調子でいくと、つぎつぎ「ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス」CDが発掘される可能性もある・・・(2004年4月11日)


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written by wabisuke hayashi