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宝塚市交響楽団 第45回定期演奏会
(伊丹市いたみホール)


2009年6月21日(日) 14:00開演〜ご招待いただきました。感謝。

Schubert

交響曲第3番ニ長調

Bruckner

交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)

黒岩 英臣/宝塚市交響楽団

   興味深き演目、ご近所、休日のマチネ、三拍子揃ってありがたくご招待有。女房殿共々、朝から西宮ガーデンズにて映画「ハゲタカ」を堪能し、阪急伊丹へ移動、王将にてしっかり昼食を摂って、いたみホールに到着いたしました。立派なホールですね。1,200席。ほぼ満員で1,000人は入っていたんじゃないか。京阪神では故・朝比奈翁の薫陶よろしく、Brucknerの人気高いのでしょうか。

 さて、初体験のホールの音響は如何。かつてもの凄いデッドな会場に閉口した記憶もありました。Schubert 始まりました。古典的端正な作品であり、初耳の塚響は良く鳴るなといった印象、会場残響も適度で各パートの姿は明快に浮かび出て埋もれない。想像以上の立派なアンサンブルで、ラスト快速テンポにティンパニの躍動も素晴らしい。

 休憩を挟んでBruckner始まりました。これが凄い。ゆったりとしたテンポ、充分な「間」、弦は大人数で悠然と歌って美しいが、管楽器のバランスが強烈な主張をします。会場の特性か低音が良く響き、(先に書いたように)各パートの旋律が良く聞こえるんです。それは内声部を担当するヴィオラ然り、舞台右上に存在個性を主張する4本のワグナーチューバも、色気のあるヴィヴラートも明快です。

 黒岩さんはテンポを微妙に揺らせるが、それは音楽の自然な流れを乱しません。第1楽章はやや慎重な出足だったが、第2楽章「アダージエット」は絶品!弦は最後列の人まで大きく弓を使って全力で、朗々切々と訴えます。フルートは上手いですね。そして、金管の強烈な爆発はナマでしか味わえない迫力有。CDでは「シンバル/トライアングル入り」はちょっと鬱陶しいが、実演だったら華々しい打楽器にちょっと痺れました。

 アマオケだから、個々細かい技術上のキズはありますよ。艶々の整ったアンサンブル!とも言えないでしょう。しかし、荒削りの熱意とスケールはちゃんと伝わります。第3楽章の厳しいリズム、中間部の優しい表情。終楽章はそっと速めに始まり、やがて悠然とテンポの幅を広げました。交響曲第7番の演奏会はたしか3回目だが、これほど細部まで作品の様子が見えた経験は初めてでした。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi