●「コンサートへ行こう」へ

岡大響2005サマーコンサート


2005年7月9日(土)PM 6:30〜岡山シンフォニー・ホール

Ravel
古風なメヌエット

指揮 秋山 隆

DELIBES
バレエ組曲「シルヴィア」

Beethoven
交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

保科 洋/岡山大学交響楽団

チケット代800円(当日券)

 少々風邪気味だったが、体調悪化の兆しもなかったので出掛けました。雨も止んだしね。「英雄」はなんどもナマで聴いているし(数年前秋山さんの演奏は鮮烈でした)、正直なところRavel 、DELIBESを楽しみにしておりました。お客かなりの大入り。但し、演奏中おしゃべり礼儀悪し、写真は撮るは、ケータイは鳴るは・・・挙げ句、ワタシのすぐ後ろのドアを(演奏中に)開けちゃう・・・。

 「古風なメヌエット」(訳に雰囲気ないなぁ、アンティークなメヌエット、なんてどう?)は、CDで聴いていてもそうとうに個性的なサウンドだし、ナマなら!の期待を上回るおもしろさ。ポイントはバス・クラリネットのセクシーな低音ですね。弱音器の付いたトロンボーンというのも珍しい。ハープも入るがそう大活躍するものでもない・・・つまり、繊細なオーケストレーション色合いの変化ワザなんです。四角四面なリズムもそれを際だたせます。素晴らしい名曲!そして演奏。

 「シルヴィア」を聴くとWagnerを連想し、ラストは「威風堂々」に似る〜大好きな作品です。金管も打楽器(4人参加)も華やかで、けっこう編成大きいんですね。「ゆるやかなワルツ」は慎重になりすぎてリズムが大人しくなってしまったが、「ピツィカート」の集中力は立派でしたよ。「バッカスの行進」は金管大活躍だが、これってスターウォーズの音楽に似てませんか?

 15分休憩後、「英雄」始まりました。誰でも知っている常識なんだろうが、前2作品に比べるとずいぶんと楽器編成小さいですね。2管編成でトロンボーンはありません。弦がずいぶん人数多くて、全53人(OBは二人のみ)、つまり弦を中心に組み立てるということです。とくに低弦が厚く響いて効果的。

 1曲目から奮闘ぶりが目立っていたティンパニ君、ここで本領発揮!第2楽章「葬送行進曲」は激打連続。オーボエの彼女、明るい音色でほんまに上手いですね。保科さんは、かなり抑制の利いた美しい解釈だったと思います。昨今の切れ味あるリズム強調ではなく、かといって古風な荒々しい方向でもない。穏やかでやさしい、クールな「英雄」。

 岡大響はほんま立派なアンサンブルでして、毎年メンバーチェンジしていくのに、伝統はちゃんと引き継がれるのですね。アンコールは鉄砲(犯人は4人か)の音も華やかなポルカ「狩り」(だと思う)、ティンパニ君大奮闘、スネア・ドラムの女性も上手いものです。ハラに響く大太鼓もエエ感じ。

written by wabisuke hayashi