全集BOXもの攻略法「どうせ買っても聴かないから」とか「セット物とか、何とか全集等というのは、すべてに目を通したという経験をほとんどしたことがない、多分」(BBSより)〜この姿勢はまったくヨロシくない。日本経済の再生は個人消費の回復にあるんです。CDの一点単価は大幅に下がった分、激安セットものを購入しないと売り上げの維持が出来ません。一昔前のレギュラー盤一枚と、現在の10枚組が同じ単価なんですから。 「でも、仕事が忙しいから聴く時間がない」〜ええい!なんたる言い草。この不況時に「仕事が忙しい」というのは幸せなことです。(程度ものだけれど)じゃ、ある日突然リストラされて、時間いっぱいできたら音楽を心より楽しめますか?忙しい合間を縫って聴くからこそ音楽も楽しい。通勤時に聴くのも手でしょう。休み前日の深夜に聴いたり、休日早朝に聴くのも悪くない。 で、本論に入ります。「全集BOXもの攻略法」。
ステップ1) 財源を確保する。 煙草を止める(ワタシは吸ったことがないが)、酒を控え目にする(まるで健康診断の世界)。出張経費をなんとか浮かす。小遣いを節約する〜等々、その辺りは各自工夫してください。当方では援助できません。でも、できるだけ安いCDを探すのは当たり前。 ステップ2) 購入する。 これ、地方都市では圧倒的に不利なんですね。東京大阪京都神戸(横浜行ったことなし)には掘り出し物いっぱいで、しかも中古物件の相場が安く、豊富。ワタシ含め、地方都市在住の人は常時接続インターネットで検索して、通販を利用するしかない。また、【♪ KechiKechi Classics ♪】BBSにて「おすすめ」ご教授願うのもお勧め。 でもね、タマに出張してCD探すけど、意外とたいしたものはないもんです。そんな時代になりました。全集BOXものには、単独では自分が普段買いそうもない曲が収録されていて、それが拾いものだったりする場合もある。
それと、留意点。 ステップ3) 聴く前に。 さて、箱が手元に来ました。(妻帯者は)女房になるべく見とがめられないよう、工夫して収納すること→ここテストに出ます。 手持ち関連CDを探して並べる。例えば作曲家狙いだったら、近いところ、同一曲CDを取り出します。しばしば、まったく同じ音源が出現する場合もありますが、ここでくじけてはいけません。(音質の違いを見極めること〜なんちゃって、ワタシはここでガックリしちゃう)ちょろ聴き(あちこち、飛ばし聴き)しても比較が楽しい。 小さなメモ用紙を準備しましょう。広告を小さく切ってもよろしい。それと滑りの良い筆記具。(書き殴るので) ステップ4) 柔軟体操。 とくに背筋を伸ばして、肩の筋肉をほぐしておく。ま、曲によっては好きな本を読みながら、とか、枕を準備してもよろしい。(居眠りしながら音楽聴くのは至福の時なんです)お茶、コーヒー、好みでお茶菓子も(これは女性の世界か)、夜だったらお酒もよいかも。 解説書籍も出しておくと便利だけれど、あくまで音楽の方に集中しましょう。 ステップ5) 聴く順番。そして聴く。 一枚目から真面目に聴く必要はないんです。好きなもの、興味あるものから勝手に引っ張り出して聴いていく。ややあって、かなり自分の好みと離れていたら、後のトラックまで飛ばして部分部分をたしかめて、止めてもOK。この時、先のメモ用紙に正直にその旨書いておきましょう。(日時忘れずに) どこが「気に入らないか」も書いておくといっそうよろしいが、とにかく「ツマらん」でも良いんじゃないの。で、メモはCDに同封しておく。気に入ったら「どこが気に入った」かを、自分なりに書いておく。ほんの部分で良いじゃないですか。「第2楽章2:30辺りのオーボエが軽快」とか。「終楽章。いままで経験した中でもっともアツい」とか。 ステップ6) 寄り道。 いままでそんなに好きな曲じゃなかったのに、「おお!」というのに出会ったら、手持ち関連CDを取り出して再確認する。「ダメ演奏の確認ダメ押し」になったり、切り口が変わって新しい魅力が発見できるかも知れない。これも、律儀にCD一枚分全部聴く必要もないでしょ。(聴きたかったら聴けば良いし)あちこち確認しながら、もとのCDに戻ったりするのもよろしい。 ステップ7) 中断。お休み。 「せっかく買ったんだから全部を」なんて、そんなことを気にすることありません。聴いたところまでメモを入れておいて、しまったら良いんです。宿題じゃないんだから。「こんなデカいセットを買って、少ししか聴いていなかったら、また女房に叱られる」なんて、そんなことは忘れましょう。CDだったら浮気も自由です。 ステップ8) 再開。再会。 これで、ステップ6) 寄り道。迄戻ります。つまり、他のCDを聴くときに「関連CD」として再会することもあるんです。音楽関係の本を読んでいたり、インターネットの書き込みで話題になったりして、「そういえば、手持ちにはこんなんあったなぁ」と思い出すこともある。 その時に、役立つのは「メモ」です。その時の殴り書きのメモが聴いた当座の印象を思い出させてくれるし、どこまで聴いた、ということも理解できます。こうして、いつの日にか全部消化したら良いんです。 ステップ9) 印象の確定。または感想文。 素敵なCDや演奏会を聴いて「はぁ、良かった」だけではあまりに味気ない。一時ブームになって、現在はすっかり定着したグルメ番組で「おいしい!」しか言えないアホ・タレントがいたでしょ?自分なりの感想をまとめては如何でしょうか。これ絶対、音楽に再び集中する結末となります。 これはパソコンが便利ですね。ワープロ・ソフトで順繰り書いていったら、けっこうハマります。数年蓄積すると、好みの変遷がわかって楽しいものです。 ステップ10) ホームページへ。
ワタシの基本性格は、明るい、短気、皮肉屋、あきらめが早い、飽きっぽい、集中力がない、衝動的、その場限り、整理整頓が苦手、ケチ臭い、忘れっぽい、涙もろい、出不精でありながら、室内に籠もるのもキライ・・・・といったところですが、パソコン時代はそんなおっさんでも、データさえ入れておけばソフトが「整理整頓」してくれるし、本人が忘れていてもマシンには残っている、といった良い時代になりました。 「全集BOXもの攻略法」とは、全然べつな話しになりましたが、許してください。(2002年5月19日)
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