独言ひとりごと

せっかくのHPなので、なにかたまには言っておきたい(2003年9月20日)  

 世の中、オヤジの説教ほどタチ悪く、始末に負えないものはない。ウチのオヤジ(息子の爺様〜先頃引退を表明された自民党野中さんと同い年〜北海道にて健在)は「説教」はしないほうだったが、息子(ワタシ)は「オヤジの説教」をしたくてムズムズと・・・・「嗚呼、こんな説教するからオヤジは嫌われる・・・」

 先日拙BBS にて「掲示板BBSの礼儀について。『云々の情報求む!』と書き込んで、数人返事しているわけでしょ。それについて、最初に書いた本人からなんのコメントもないのはどういうことかいな。礼儀が足りないね。お礼くらい書かないと」〜さっそく気を遣わせちゃったひとりからお礼の書き込みはあった(エライ!)が、もう一人からは未だになにもなし。ばかやろう!と声高に叫びたい。

 ま、世の中「善き人」ばかりじゃなく、ウィルスばらまいたり、もしかしてネット上でヘンタイみたいなことをしている人もいるみたいだけど、拙サイトに結集される方々は善男善女ばかり。質問が出れば数人がちゃんと「国際救助隊」して下さいます。結果として自分の思うような結果が得られなくても、その善意に対して敬意を表するのが人の道でっせ。(反論受付中)

 で、ここから先、フライング発言となります。BBS掲示板、それから自分のサイトになに書こうと自由だが「なんでも自由」と「配慮から始まる発展的論議」がちゃいまっせ。論議を停止させるような〜仮に悪意はないにせよ〜そういうお話は正直、見ていてハラが立つ。(なんちゃって、自分の文書にそんな失礼なることの自覚がないだけかも〜ご指摘下さい)

 拙サイト・BBSでは少ない・・・というか、ほぼ(まったくとは言えない)存在しないが、「会話の流れを配慮しない」「内容もウィットもない」「他の人が繋げようもない」「自分のことしか書けない」「ひとりよがり」発言には、ワタシ、遣る瀬ない気持ちになります。「自分なりの考え」を「自分の言葉で」発言することは素晴らしい!ワタシもぜひ参加したい!と思います。きっと書き込む勇気が出ないよ!的「見てるだけ」読者が多いこともわかってはいるつもりだが・・・。

 ましてや、ワタシたち音楽を愛する者として、演奏者に対する敬意と配慮を欠くことは許されないでしょう。ミス云々で演奏者の存在そのものを否定したり、そのことに関する反論を無視したり、無視したことを窘(たしな)められると、愚にも付かない迷理論ではぐらかせたり〜しかもそれ、ご自分のサイトならともかく、人様のBBSでっせ。管理者はタマらんね。ワタシならさっさと削除するが・・・というより追放するが。音楽の普及のためには害悪だと思っているので。だいたい、他の読者が近寄らなくなっちゃう。余計なる心配事でした。


 ワタシは(何度も書いているが)経済的負担ほとんどなしで自分の意見を広く発表できる、素晴らしき時代〜インターネット時代〜がやってきたと思うのです。だから、皆どんどんサイトは開設すべし!で、細々と継続して欲しい。雑誌で読んだネタだが、サイトの平均寿命は7ヶ月だそうです。問題は「コンテンツ」(内容)です。

 「資料の整備」はとても重要だと思っております。昨日、有名なリヒター/ミュンヘン・バッハ管のブランデンブルグ協奏曲のソリストを確認しようと、日本語サイトを検索したが出てこないんです。(探し方が悪いだけか。けっきょく、手持ちの本をひっくり返した)まだまだ、基礎資料の整備は足りない。ぜひ、その道のエキスパートは鋭意情報収集に努めていただきたい。お願いします。

 でもね、大切なのは「自分の考えを、自分の言葉で語る」ことです。某サイトのYさんは「情報を発信していることで、逆に情報を受けることが多くなっているのに気付いている」〜謙虚な姿勢です。ワタシも拙サイトに自分の「感想文」を載せるにあたっては、より真剣に、集中して音楽を聴くようになりました。「文章表現がこなれてくる」みたいな水準の話しじゃないんです。

 例えて言えば「本当の料理名人は、女房の手料理に絶対文句は付けない」という境地を目指したい。「どのパートのどれがミスした」みたいなことを論(あげつら)って、したり顔の人は散見されるが、そう言う人とはお付き合いしたくない。なぜならワタシは「音楽愛好家」であって「ミス指摘家」ではないからです。(2003年9月20日)


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