Mozart 協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(Anh.9)/
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299/
交響曲第31番ニ長調 K.297(300a) 「パリ」
(ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ)
Mozart
協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(Anh.9)
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299
交響曲第31番ニ長調 K.297(300a) 「パリ」
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(v)/フライブルク・バロック管弦楽団/スザンネ・カイザー(fl)/アンネ・カトリーン・ブリュッゲマン(ob)/ジャビエル・サフラ(fg)/エルウィン・ウィエリンガ(hr)/マーラ・ガラッシ(hp)
Hyperion CDA66631 2005年録音
パリに縁(ゆかり)の深いMozartの名曲を揃えた古楽器演奏。Gottfried von der Goltz(1964-独逸)率いるFreiburger Barockorchester(1987年創設)は当初トーマス・ヘンゲルブロックが芸術監督を務めて(1997年迄)現在はゴルツとPetra Mullejans(1959-独逸)がコンマス兼音楽的な指導をしているとのこと。(Wikiによる)
浮き立つような愉悦に充ちた協奏交響曲 変ホ長調は真作とは認められていないようだけれど、市井の音楽愛好家にはまさにMozartそのもの。これがジミに素朴、しっとり落ち着いて(おそらくはピッチも低い)練り上げられた素朴な古楽器の響き、ソロの掛け合い最高、落ち着かぬ急いた先鋭なリズム〜とは無縁の味わい深い落ち着きでした。
Allegro(10:08)Adagio(6:50)Andantino con variazioni(11:02)*夢見るようにノンビリとした変奏曲は大好き
まるで華やかな衣装に若い女性が優雅に上品に踊るようなフルートとハープのための協奏曲、木製フルートのしみじみ古雅な響き。ここでのハープはなかなか他では聴けぬ、ちょっぴり曇って抑制された音色が床しいもの。ここも、ジミなサウンドが全体を支配して落ち着いておりました。
Allegro(9:56)Andantino(8:18)Rondo: Allegro(10:22)
ニ長調交響曲K.297(300a) はパリの聴衆の嗜好に合わせて強弱を強調したデーハーな作品。溌剌として軽量に過ぎず、木質のサウンド。これはカール・ベームの終楽章「Allegro」異様なユルいテンポに仰け反った記憶も妙に懐かしく鮮明。ま、それは異形な例だけど、三曲とも当時のパリ社交界の喧騒を想像させるようなステキな選曲でした。
Allegro assai(7:32)Andante(4:07)Allegro(3:51)(別稿Andanteも収録/5:34) (2025年5月17日)
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