Charpentier 交響詩「イタリアの印象」/
Massenet 管弦楽組曲第4番「絵のような風景」/ 管弦楽組曲第7番「アルザスの風景」/
Franck 交響詩「呪われた狩人」/交響詩「贖罪」/
Lalo「ノルウェー狂詩曲」/
スケルツォ イ短調/歌劇「イスの王様」序曲/ Massenet 歌劇「フェードル」序曲/
歌劇「ウェルテル」前奏曲とクリスマスの夜(アルベール・ヴォルフ)
Charpentier
交響詩「イタリアの印象」
Massenet
管弦楽組曲第4番「絵のような風景」
管弦楽組曲第7番「アルザスの風景」
Franck
交響詩「呪われた狩人」
交響詩「贖罪」
Lalo ノルウェー狂詩曲
スケルツォ イ短調
歌劇「イスの王様」序曲
(パリ音楽院管弦楽団/1955-56年)
Massenet
歌劇「フェードル」序曲
歌劇「ウェルテル」前奏曲とクリスマスの夜
(パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団/1951年)
アルベール・ヴォルフ
DECCA ECS772
Albert Wolff(1884ー1970仏蘭西)は自分にとってちょっとジミな存在の往年の指揮者。オペラハウスから叩き上げてコンセール・ラムルーやコンセール・パドルーの首席も務めたとのこと。LP時代よりなんとなく廉価盤LPにてお世話になっていた記憶はありました。パリ音楽院管弦楽団との録音はステレオ初期、まずまずの音質はセピア色の懐かしい風情を眺めているみたい。仏蘭西音楽ではちょっと日本では人気薄い作品取り揃えて盛りだくさん、どれも懐かしく、軽く、わかりやすい旋律ばかりでした。
南欧州の陽光の憧れを歌った「イタリアの印象」(セレナード Serenade/8:55-泉のほとりで A la Fontaine/3:55-ロバに乗って A mules/5:24-山の頂きにて Sur les cimes/6:47-ナポリ Napoli13:56)軽快上機嫌に賑やかな「絵のような風景」(行進曲(Marche)/3:17-舞踏曲(Air de ballet)/2:35-お告げの鐘(Angelus, Angelus)/4:58-ジプシーの祭(Fete Boheme)/5:13 ここはリズミカルに躍動)爽やかに優雅な空気が広がる「アルザスの風景」(日曜日の朝(Dimanche matin)ホルンが牧歌的/6:47-酒場で(Au cabaret)ティンパニが活躍する賑やかなワルツ、ホルンも大活躍/5:03-菩提樹の下で(Sous les tilleuls)チェロとオーボエが静謐に絡み合う/5:06-日曜日の夕方(Dimanche soir)快活な熱気が賑やかに溢れました/5:50)ここ迄とっても上機嫌な音楽継続中。
FranckやLaloは正直なところ一部の作品を除いて苦手系、ここでの5曲も聴いたことはある・・・程度のお付き合い。Franckの室内楽の官能性は好きだけど、管弦楽はどうも鬱陶しい〜先入観がありました。交響詩「呪われた狩人」はホルンも勇壮に荘厳な始まり、やがて例のFranckらしい旋律リズムがテンポ・アップして盛り上がりました。(15:11)「贖罪」は初耳?神秘静謐な始まりから、やがて声楽が入る・・・はずが管弦楽のみ、そんな版が存在するのでしょう。快活な弦のアルペジオに乗って管楽器の美しい歌は少々元気がない感じ。(11:52)
Laloもほとんど「スペイン交響曲」+αくらいしか馴染んでいなくて、作品旋律に記憶はありません。別に西班牙趣味だけでもないらしくて「ノルウェー狂詩曲」は第1楽章「Andantino」に諾威民謡を引用している?らしいけど、いまいち掴みどころがない感じ。(5:58)第2楽章「Presto」これは快活なリズムが躍動してなかなかの緊張感がカッコ良い。(5:00)スケルツォ イ短調はピアノ三重奏曲第3番イ短調からの編曲ですか?(自信はない)これは前曲「スケルツオ」によく似た躍動する快活なリズムに中間部には優雅な歌が聴かれました。(5:09)
歌劇「イスの王様」序曲はWagnerの影響が見られるんだそう。たしかにちょっと大衆的なWagner風情に劇的な旋律、但し、オーケストラの響きはちょっぴり薄い感じ。(11:54)
ラスト、パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団によるMassenetの作品はモノラル録音。これはEloquenceによるCD化の時に収録されたおまけ、音質印象はさほどに悪くありません。劇的に神妙、甘い旋律が雄弁な 歌劇「フェードル」序曲(9:03)歌劇「ウェルテル」〜「前奏曲」と「クリスマスの夜」は悲劇的な始まり、やがてたっぷり優雅な旋律が歌ってMassenetはほんまにメロディメーカーと思います。(9:05)
(2025年2月15日)
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