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今野さんからのメール〜続;ベルリンのオーケストラ事情

今野さん,お手紙ありがとう


 とうとう、Das Symphony Orchester Berlin、通称「Dasオーケストラ」の情報をいただきました。ベルリンには9つのオーケストラがあるそうで、

ベルリン・フィルハーモニー、
シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
ベルリン・ドイツオペラ・管弦楽団
ベルリン・コーミッシェオパー管弦楽団
ベルリン放送交響楽団(旧東)
ベルリン・ドイツ交響楽団(旧西)
ベルリン交響楽団(ザンデルリンクが常任だった所です)
ベルリン交響楽団(上記とは違います。Berlin Symphiniker)
ベルリン・ダス・オーケストラ(Das Symphony Orchester Berlin)→これ。いまだCDでは聴く機会のないオーケストラのこと。
↓以下、メールの内容です。

 今野です。

先日、アーノンクール指揮のベルリン・フィル、Brucknerの交響曲八番を聴きに、 フィルハーモニーに行ったのですが、そこでなんと見つけてしまいました。

ベルリン・シンフォニカーとダスオーケストラのパンフレットです。 普段はオペラ専門なので、オーケストラの事情に余り詳しくないのですが、とうとう発見して しまいました。

先ずは、ダスオーケストラから。
正式名称は前にもお伝えしました通り、「das sinfonie orchester berlin」で、 結成43年だそうです。一応音楽監督みたいのがいて(当たり前だ)Prof. Victor Hohenfels ヴィクトール・ホーエンフェルス教授だそうです。肩書きはKonzertdirektionだから、 コンサートディレクターという意味でしょう。

パンフレットも非常に安っぽいもので、四つ折にされたオレンジ色の紙切れ一枚です。 コンサートの冠は「ポピュラーコンサート、フィルハーモニー」というもので、ひたすら ポピュラー、所謂通俗名曲なものばかり。

「バロックの饗宴」、「ロマン派の饗宴」、「ヴィーン音楽」が小ホールで。 「作曲家ポートレート」〜生誕160年ドヴォルジャーク、生誕125年ラヴェル、 生誕245年モーツァルト、生誕190年リスト。 「世界の音楽」(フランス、ロシア、ノルウェー)などが大ホールで。

定期予約会員以外の一見さんのためのチケットは30-60DM。 Netは、今時開設していないようで、TELとFAXのみ。

もういっこのオーケストラはベルリン交響楽団Berliner Symphoniker。

一応ここで振っている指揮者はArthur Fagen、Eduardo Marturet、Stephen Gunzenhauser (この人はナクソスにもいれていますね)、Lior Shambadal、Dieter Rossberg、 Roland Seiffarth、Hayko Siemensです。

ソリストは日本人もしばしば招かれるそうで、Beethoven の三重奏曲のピアノにNoriko Ishiguro、 Mozart の27番にKen Araという人がするそうです。 尚、ここのオーケストラはHPも開設していており、詳細はここでご覧下さい。

www.berliner-symphoniker.de です。

どちらも実際に聴いたことはないですが、ダスオーケストラを聴いた人によると、「学生のアマオケかと 思った」そうです。上記、ベルリン響はVOXにも録音していますが、ダスオーケストラのほうは録音は していないはずです。

(2000年4月22日更新)


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written by wabisuke hayashi