Gershwin キャットフィッシュ・ロウ/ パリのアメリカ人/ラプソディ・イン・ブルー (ジョス・ファン・インマゼール/アニマ・エテルナ・ブリュッヘ)
Gershwin
キャットフィッシュ・ロウ 〜歌劇「ポーギーとベス」からの組曲
サマータイム(Summertime)/シュトラウスに倣って(The Show is On: By Strauss)/パリのアメリカ人/恋した人は(The man I love)/あの人は行ってしまった(My man is gone now)アイ・ガット・リズム(I Got Rythm)
ラプソディ・イン・ブルー
バルト・ファン・クラーネヘム(p)(スタインウェイ1906年製)/クレアロン・マクファドゥン(s)/ジョス・ファン・インマゼール/アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
ALPHA289 150-168 2017年ライヴ録音
古楽器アンサンブルらしからぬ演目は「20世紀前半のアメリカにあった金管楽器」+「弦楽器にもガットだけでなく慎重に金属弦を交え」た演奏とのこと。あまり器用じゃない魅惑のサウンド。Jos van Immerseel (1945-白耳義)は2024年にアニマ・エテルナより解任されたけれど(パワハラ?)残された録音は拝聴すべき立派なものが多いと感じます。
「キャットフィッシュ・ロウ」組曲は著名なオペラから誰でも知っている名旋律を集めた組曲(arr. S. Bowen)。尖り過ぎぬ金管、ジャンキーなリズムに安っぽいピアノはクラーネヘムではない?ドラムやバンジョー、ドラムや鐘も入って愉しさ連続。上品にマイルド、味わいはあるけれどちょっとおとなしい、ノリの足りない欧州風Gershwinか。
Catfish Row(6:50)Porgy sings(5:42)Fugue(1:59)Hurricane(4:39)Good Mornin' Sistuh!(8:39)
Claron McFadden(1961-亜米利加)は歴史的なオラトリオのみならず、現代作品にも参加しているそう。ヴィヴラートも硬質なクラシックに非ず、セクシーにコケティッシュな高音でした。
「Summertime」はさきほど「Catfish Row」にも登場した一番人気旋律、哀しい子守唄。(3:26)「The Show is On: By Strauss」これは優雅なワルツ、「こうもり」へのオマージュだったんですね。(2:37)
「パリのアメリカ人」は2007年のライヴ録音が別途存在して、それとは別録音らしい。亜米利加人お上りさんが、大都会・巴里の喧騒に翻弄されるウキウキ感がステキな作品。なんかとってもノンビリとして素朴、噛みしめるような風情、聴き馴染んでいるほかの演奏には、もっとキレッキレにスタイリッシュな勢いがありましたっけ。ラストあたりなんとも憂鬱なスウィング風情は聴きもの。(20:52)
再びマクファドゥンさん登場して、端正に上品な色気ある声を披露してくださいました。心に染みる旋律が続きます。「The Man I Love」ラストは超高音。(4:39)「My Man is Gone Now」(4:14)「I Got Rythm」(4:06)は誰でも知っているノリノリの旋律。
そして一番人気「Rhapsody in Blue」(arr. F. Grofe and P. Whiteman)はジャズ・バージョン?らしいけれど、響きの薄さは感じさせないけっこうな厚みにファンキーな旋律・リズムが浮き立ちます。Bart Van Caenegem(1975-白耳義)は初耳、作曲当時のピアノの味わいある、ちょっぴり素朴な音色に装飾音や聴き慣れぬフレーズがいっぱい入ったピアノのテクニックはキレッキレ。(18:27)
(2026年3月21日)
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