Fete A La Francaise (シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団)
Chabrier
「楽しい行進曲」
Ducas
交響詩「魔法使いの弟子」
Chabrier
狂詩曲「スペイン」
Satie-Debussy編
「2つのジムノペディ」
Saint-Sae"ns 歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」
Bizet 小組曲「子供の遊び」
Thomas 歌劇「レーモン」序曲
Ibert
ディヴェルティスマン
シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団
DECCA UCCS50339 1987年録音
題して「Fete A La Francaise」。
Ambroise Thomas(1811-1896仏蘭西)は初耳だけど、あとは馴染みの作品ばかり。文句なく洗練され、耳あたりよろしく響きは濁らず、表現にいささかの力みも感じられぬ淡く小粋な風情。Charles Dutoit(1936-瑞西)には洗練され過ぎてなにも残らない、という評価も伺うけれど、お気に入りです。とくに最後はケンカ別れしたモントリオール交響楽団時代(音楽監督在任1977-2002年)の記録はどれも注目に値いする完成度。英DECCAの録音も素晴らしい解像度と鮮度。
「楽しい行進曲」のキレと華やかな響き。金管の響きも洗練されて上手い。(3:52)「魔法使いの弟子」は冒頭木管のデリケートなこと、魔法の箒が水を運ぶ軽妙ユーモラスなリズム感、それが溢れかえる切迫感の軽い響き、洗練された爆発・・・(11:36)
肩の力が抜けて小粋な狂詩曲「スペイン」(6:24)気怠く静謐清潔な「ジムノペディ」(2:54-3:31)ノリノリの「バッカナール」オリエンタルな風情は軽ろやかに爽やかに流れがよろしい感じ。(7:10)
「子供の遊び」はピアノ連弾作品より5曲選んで管弦楽化されたもの。編成は調べが付かなかったけれど、小編成に親密な響き。メルヘンに優しい旋律はデリケートかつキレのある闊達、洗練されたアンサンブルに演奏されました。
Marche: Trompette et tambour(ラッパと太鼓(行進曲)/2:15)Berceuse: La Poupee(お人形(子守歌)/2:35)Impromptu: La toupie(こま(即興曲)/1:02)Duo: Petit mari, petite femme(小さな旦那様、小さな奥様/3:34) Galop: Le bal(舞踏会(ギャロップ)/1:52)
「レーモン」序曲は初耳作品(1881年)。ゴージャスな仏蘭西歌劇の風情に、ちょっぴり俗っぽい大衆的哀愁+元気のよろしい優雅な旋律でした。ノリノリの上品な演奏はデュトワの真骨頂でしょう。(8:10)
「ディヴェルティスマン」初演は1930年(ウラディミール・ゴルシュマン)。朗々と軽妙小粋な演奏でした。遊園地の喧騒に溢れて素っ頓狂にヴィヴィッドな「Introduction」(1:08)「Cortege」には目まぐるしく快速明朗。途中に結婚行進曲(パロディ)登場(4:56)憂鬱に優雅な「Nocturne」(2:37)「Valse」はゴージャスに高揚して始まる可愛らしい、華やかなワルツ(3:02)「Parade」まるでおもちゃが続々参入する行進(1:44)「Finale」調子外れのピアノの打鍵から、慌ただしく疾走するフィナーレ、けたたましい笛も入って、ユーモラスな金管の合いの手もジョーダンみたいな幕切れでした。(1:52) (2026年1月24日)
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