Dvora'k 管楽セレナード ニ短調 作品44
オスロ・フィルハーモニック管楽アンサンブル


NAXOS 8.554173 1996年録音 中古@250入手 Dvora'k

管楽セレナード ニ短調 作品44

Enescu

十重奏曲 作品14

Janacek

木管楽器のための「青春」

オスロ・フィルハーモニック管楽アンサンブル

NAXOS 8.554173 1996年録音 中古@250入手

 「中古@250入手」(BOOK・OFF)というのは値札を残してあるせいで、じつは入手記憶はまったくありません・・・というか、購入した記憶も消え失せていて、ある日棚中に存在を発見したもの。音楽は幅広く、様々なものを聴いてこそ受容の範囲が広がるもの。

 マリス・ヤンソンスとの録音で一躍名を上げたオスロ・フィルだけれど、その管楽アンサンブルとは目の付け所がNAXOS。指揮者なし、Dvora'kは著名なる名曲(終楽章で第1楽章主題が回帰するとほっとする)だけれど、Enescu/Janacek(滅多に聴けない作品)と続けるところもこのレーベルの姿勢でしょう。派手さはないが、しっかりとした技巧が着実なアンサンブル。

 Dvora'kは著名なる名曲と書いたけれど、弦楽セレナード ホ長調 作品22に比べると録音も少ないかな。チェロとコントラバス必須。もともとがMozart 時代の作品イメージで、楽隊の入場行進があるでしょ、あれが短調になって最初から第1楽章に織り込まれております。最終楽章に回帰するのは、退場かな?第2楽章「メヌエット」は懐かしい田園風景が眼前に浮かぶようであり、第3楽章「アンダンテ」は我らがヴィルフガングの「グラン・パルティータ」変ロ長調K.361(370a)の第3楽章「アダージョ」(深遠なる変奏曲!サリエリに目眩を呼んだ)の雰囲気によく似ている。もっと清涼シンプルなものだけれど。

終楽章「アレグロ」は躍動する軽快快活なる表情〜そして冒頭主題に戻ります。

 Enescuは信じられぬほど、牧歌的かつモダーン、しかもスケールの大きな(美しい!)作品。この人は、ユーモラスな諧謔を誇る「ルーマニア狂詩曲」、Bach 無伴奏ヴァイオリンの歴史的録音のイメージが混在して混乱しております。一昨年入手した交響曲全集(クリスティアン・マンデール)を聴いても、じつは気品ある旋律の宝庫なんです。

Janacekは例の如し、不安定かつ素っ頓狂なる(やや前衛的)旋律がすこぶる楽しく、魅力たっぷり。こんな素晴らしいコンピレーション・センスを絶賛したい。音質極上。北欧のオーケストラが(管楽アンサンブルだけながら)これほど上手いとは!

(2009年3月13日)

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written by wabisuke hayashi