● To CLASSIC ちょろ聴き

CLASSIC ちょろ聴き(27)


LONDON 230E 51004 中古100円●カール・リヒターBach オルガン・リサイタル(1954年録音)
トッカータとフーガ ニ短調(565)、幻想曲とフーガ ト短調(542)、パッサカーリアとフーガ ハ短調(582)、「目を覚ませ」(645)〜ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホールで収録。立派な音質です。ステレオ。100円でも驚かなくなった自分に驚くが、音楽の価値はそんなこととはな〜んも関係なし。峻厳で真面目でスケール有。タマにある「自由で軽快なる」みたいな演奏は別物の、「Bach ってやっぱりエラいおじさんなのね」的ストレート剛直系演奏です。タマにこんな音楽悪くない・・・どころか痺れてしまう。収録時間46分は今や贅沢。(2004年4月4日)

PHILIPS MP-163 中古@190 ● ウィリアム・テル/序曲集〜マリナー/アカデミー室内管他
「天国と地獄」(フィルハーモニア管)「詩人と農夫」「軽騎兵」(ロイヤル・フィル)「ウィリアム・テル」「美しきエレーヌ」「こうもり」「セヴィリア」(アカデミー)の寄せ集め的通俗名曲企画もの。←以前から書いているが、こういった類のCD好きです。流行らないかな?現代(いま)だったら「スター・ウォーズ」なんかのほうが人気ありますか。マリナーはバランス感覚の人でして、オーケストラの色合いの違いを楽しみながら、一時間たっぷり楽しめます。やっぱり、アカデミーとの演奏が一番しっくりきて、集中力もありますね。こういったちゃんとした録音、演奏で聴くべき作品なんです。(2004年4月4日)

素材発信 ザ・ダイソー CD-6 @100 ● Beethoven 交響曲第5/8番〜カラヤン/ウィーン・フィル(1946〜1948年録音)
「これもトスカニーニばりの、勢いのある演奏。オーケストラは色気を感じさせて、テンション高く、そうとうな名演奏。演出上手だけれど、後年のように鼻に付かない。これはかなりのお勧め盤。音もワリと良好」〜と発売時の感想有。なんせ、ここ最近Beethoven が聴けるんですよ。気楽に。トスカニーニより若々しくて柔軟ですよね。戦後のたいへんな時期のウィーン・フィルながら、音質問題乗り越えて柔らかく、豊かな響きは感じ取ることは可能。基本速めのイン・テンポ、後年の語り口の上手さそのままに、爽やかさが溢れます。繰り返しなし。(2004年4月4日)

CONCERTO ROYALE 3枚組 1,390円● Schubert 交響曲第3/4番〜ペーター・マーク/フィルハーモニア・フンガリカ(録音年不明。1960年頃?)
第4番「悲劇的」はともかく、第3番ニ長調は馴染んでいななくて、これはSchubert の疾風怒濤作品なのかな?〜手探り状態で聴きました。このオーケストラ、ドラティのHaydnなどで有名だけれど独逸系の田舎の音(つまりちょっとカタくて重くて、洗練されない)がして、意外ときっちりとしたアンサンブルなのか、それともマークの棒の成果なのでしょうか?(音楽日誌より再掲)これ第1〜8番。第9番の第1/2楽章のみ収録・・・という不思議で貴重なるCD化です。いずれちゃんと聴きます。(2004年4月4日)

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written by wabisuke hayashi