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CDボックスの縮小傾向


LP時代の昔から日本では価格は高止まりしていて、CDも登場当初(1980年頃でしたか?)のバカ高さは(普及前だから)ともかく、その後少なくとも20世紀中は廉価盤の普及は遅々として進まず・・・某サイトの意味もあったというべきでしょう。でも、たいへんな不況を経て、更にインターネット通販の普及、とくにクラシック音楽に於いては国内盤/輸入盤の意味もあまりないし、価格相場はどんどん下がっていったのは周知の事実。

いえ、じつは本日、久々に電気屋さんに行きましたら、テレビが売れているそうですね。例の薄型のが。そうだよなぁ、日本の住宅事情は悪いから場所取りはジャマですよね。日本人はなんでも”縮小”させますからね。コンパクト技術は上手いんですよ。自宅のテレビはLG電子の「FLATRON」21型・・・地デジがどうたら、って、なんのことやら分からんが、寿命が来たり、使えなくなる迄保たせます。テレビに執着はないんです。

CDという媒体がいつまで保つのかは知らぬが、LPだってけっこう命脈を保っているし、しばらく楽しませていただきたいもの・・・で、話は変わるがBRILLIANTにBRILLIANT 99308「Mozart MasterWorks(40枚組)」がありますね。ワタシのは1999年に購入したものだけれど、幅40cmはありまして場所取りだし、扱いもちょっとメンドー臭い。贅沢な言い種だけれど。

これが現在では(内容一部変更して)スリムボックス化しております。サイズ1/5くらいか。う〜む。もともとのサイズなら、170枚の全集収まります。物流費削減の意味もあるでしょう。

Bach カンタータ〜リューシンク/オランダ・バッハ・コレギウム全集ワタシは”一生縁がない”と思っていた、Bach カンタータ全集を揃えたときには(それだけで)感動したものです。(2001年のこと)これも同様の運命を辿って、現在ならスリムボックスで入手可能。大全集で思い出したが、Bach 160枚全集だって、けっこう小さいサイズで揃っちゃいます。

CDに限らず、ものごとはじわじわ少しずつ貯めていくのが楽しみだから、ど〜んと買い揃えるのもどうかと思うが、このサイズは魅力ですねぇ。今更「もう一度買う」なんて贅沢できないし。「集めること」「CDの姿」は、音楽を聴くこととは無縁の要因のハズだけれど、場所を取る、扱いにくい、というのは日常影響は少々出てくる・・・と、正直思います。(HISTORY系のボックスも同様のスリム化傾向有)

一方で、大型ボックスは「処分」されることも多くて、ワタシはけっこう安く(新しいものも、中古でも)入手しているのも事実。(例えばBRILLIANT 99671旧仕様 中古10枚組1,270円で購入Haydn ピアノ・ソナタ全集→ワタシは中古10枚組1,270円で購入。BRILLIANT 99671旧仕様)でも、まず頑張って聴かなくっちゃ。ま、経済的にムリのない範囲で、「聴きたいと思った時にそこにある」という状態を作りたい・・・ということなんですが。

ああ、それと先のBach カンタータ全集の店頭宣伝だったかな、「増え続けるCDに、奥様への言い訳に」〜スリム・ボックスを・・・これは説得力ありましたね。

(2006年5月7日)


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written by wabisuke hayashi