●To おたよりありがとう

安田さんからのメール〜私からのわがままな質問に応えて

本屋さんで売っている「クラシック・コレクション」のお薦めCDです


| 「クラシック・コレクション」の件。
   あれ、演奏家が見えないのがかなりあります
|よね。表紙裏を開けると「スペシャル云々」の宣伝が入っていて。あれが困るんです
|よ。でも、杉谷昭子さんのシューマンは欲しいなぁ。ズルイ要望ですが「コレ」とい
|うお薦めがあればこっそり教えて下さい。それだけ買いますから。
(以上はやしからのド・厚かましいお願いメール)

 お薦め... と言っても元来人に薦められるような聴きかたをしていないので 無難なところでは以下のところでしょうか。 曲目などは一部省略しているも のもあります。

   No.9  グリーグ ピアノ協奏曲(*)/ペールギュント第1・2組曲(**)
      (*)トムシック(p)ナヌート/リュブリャナRSO
      (**)ペシェク/スロヴァキアフィル

 No.12 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲(*)/交響曲第4番(**)
      (*)ヴァーヘイ(Vn)アーパート・ジョオ/プタペスト交響楽団
      (**)ショルツ/ロンドン響 → ホルヴァート/ORF

 No.15 シューマン ピアノ協奏曲(*)/交響曲第3番「ライン」(**)
      (*)杉谷昭子(p)オスカンプ/ベルリンSO
      (**)ゾルタン・ペスコ/南西ドイツRSO (注:ホルヴァートとは別演奏)

 No.80 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番(*)/交響曲第3番(**)
      (*)ヴィタリー・ベルゾン(p)ドミトリエフ/レニングラードフィル
      (**)マリス・ヤンソンス/レニグラードフィル(Live)

 No.99 ムソルグスキー 展覧会の絵
      オンドレイ・レナルト/ブラティスラヴァRSO

 No.104 ショスタコーヴィッチ 交響曲第2番(*)/弦楽四重奏曲第8番(**)/                 チェロ協奏曲第1番(***)
      (*)スロヴァーク/スロヴァキアフィル
      (**)コシチェ弦楽四重奏団
      (***)ロバート・コーヘン(Vc)レジュハ/スロヴァキアフィル

 個人的には、マラ1やブラームスのピアノ協奏曲第1・2番なども田舎臭く て好きなのですが、ナヌートはお好きじゃないようなので省いています(^^;;

 ではまた

(・・・で、私が再び疑問を送るとていねいなご返答が・・・・・)

はてさて、今回も余計なお世話と思いつつも、若干のコメントをしますね。

で、質問なんですが、例えばスロヴァークのショスタコはNAXOSのスロヴァキア放送
> 響との演奏は異なるものでしょうか・・・・・・なんて自分で調べないとダメですよ

> ね。

(これ、はやしの浅はかな質問)

これは別物です。 僕は両方持っています(^^)

 ナヌートの「巨人」は、きっと私が所有しているホルヴァート/スロヴェニア・
> フィルの「復活」といっしょに入っている音源と同じでしょうか。

(これ、はやしの浅はかな質問)

そうです。 Pilzの2枚組では、幽霊のペトロショフとしても出ています。
おまけにPilz2枚組のペトロショフのは音が左右反転しています。

ディアゴスティーニのクラシック・コレクションや、onix からもナヌートのが 出ていますがこちらは正常(すべて持っている自分が悲しい ^^;;)

> ブラームスのピア > ノ協奏曲はPILZの「クラシック・フェスティヴァル」に入っているトムシク盤のこと
> でしょうか。(これは意外と力演と思いましたよ)

(これ、はやしの浅はかな質問)

そうです。 クラシック・コレクションから、別々に第1番(No.22)・第2番(No.60)が 出ています。

> ご推薦の演奏家を見ているだけで、不思議な疑問が沸きますよね。
(これ、はやしの浅はかな意見)

ぼくも最初は、結構これってショックだったのですが(この件で、Nifty の FCLA の無名演奏家の話題は一気にしぼみました... けどね)、評論家の感想文 で推薦されているから良い演奏と言うのもおかしな話しですよね。

自分でもつい「良い演奏」と言ってしまいますが、そもそも良い・悪いと、 好き・嫌いとは別物ですよね。 たとえ幽霊であっても好きな演奏ならそれで いいじゃない、そして出来れば本当の演奏家を探したい、というのが基本的な 考えです。

今回、縁あって、林さんのHPを読ませてもらっていますが、同じ考えを持た れているようですから、ちょっと迷惑かな... と思いましたけど、メールを差し 上げたしだいです(先日、友人にこれまでの事を話したら、せっかく楽しんで いるのに... と言われてしまいましたが ^^;;)。

> 以前、叩き売ったPILZ2枚組のBrucknerを再度買おうか、と少々悩んでおります。
> アドルフ(= じつはホルヴァートである!とのこと)の演奏を「へろへろである」
> と聴いた5年前の私の耳は腐っておったのか、どうか?

(これ、はやしの浅はかな見解)

ホルヴァートのロマンティックは、point盤で出ていますので、こちら を買われたほうが無難だと思います。

大阪駅前第3ビルのトーマスレコード(06-6346-2884)で\ 980円であるかも しれません(先月末に閉店したトーマスレコード堂島店には有りました)。

なお、クラシック・コレクションから出ているロマンティックは、 リッツィオ/フィルハーモニア・スラヴォニカですが、また別の演奏です。

HPに書いてあった、ラヴェルのボレロ(ヒュバッド指揮リュブリャナ RSO)ですが、これはナヌート指揮リュブリャナRSOです。 Pilz2枚組 などで入手できます。
クラシック・コレクションでは、ヒュバッドでクレジットされたボレロと、 Pilz2枚組にもある、ミー・チュウ・リー(p)とナヌート/リュブリャナRSO のラベルのピアノ協奏曲に、ホルヴァートの高貴で感傷的なワルツが入って います(No.95)。

ホルヴァートは文句なしですが、ピアノ協奏曲は、個人的には大変好きな 演奏(特に第2楽章はとても美しい)です・け・れ・ど... 金管楽器は ヘロヘロだし、フツーの耳の人は第1楽章で聴くのを止めてしまうのでは... と思います。 ぼくは音の外れなどは気にならないのでよく聴いています。

話は戻りますが、ナヌートの巨人(No.70)、第5番(No.29)も金管楽器は貧相 ですが(トランペットをやっている友人に言わせると、ラッパのピッチが合って いないので変な和音になっている部分もあるらしい)、巨人の第1楽章の オーボエなど実に美しいと思います。 金管がしっかり鳴るオケを振らせたら、 ずいぶんと整理されたはっきりした演奏になると思います。 ボレロも後半なんか 息切れしかけてますものね。 13分50秒ほどですから、かなり速い部類の演奏です。 なのに、どっかやる気が無いように聞こえるのは、指揮者よりもオケに問題がある んじゃないかな、というのが僕の感想です。

あと、HPで気になったことですが、MCAのところのスタインバーク/ ピッツバーグSOのブラームス交響曲全集。

録音のかげんもありますが、当時のアメリカ・オケの金管楽器は全般的に 突き抜けるような音がする楽器を使ってるようです。 トランペットなら ピストン式で、今でこそアメリカでもロンドンでもドイツ音楽にはドイツ式の ロータリ式トランペットを使いますが、この当時の録音によるアメリカ・オケ はちょっと値引きしてあげてくださいね。 結構この演奏、アメリカのオケ なのに、ドイツ風の演奏で気に入っていたりします。 というのは前振り(^.^)

第2番をよく聴いてみてください。 第3・4楽章の音が左右反転しています(第1・2楽章は正常)。 ボケッーと聴いていると聴き 逃してしまうでしょうが、ヘッドホンで注意して聴くと判ると思います。

左右反転CDというと、point盤にある、ホルヴァート/ORFによる ベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」は全曲通して音が左右が反転して いますね(脱線)。

ディスクマン(松下製?)をお使いなら、耳に入れる左右のユニットを 替えることで正常な音場が得られますよ(^^) 僕もディスクマンですが 歳甲斐もなくネックバンドのヘッドホンにしたので、左右を入れ替えるのは ツライです(^^;;

長くなってきましたが、最後に典型的なアメリカ指揮者とオケの組合わせ として日本では無視されている(正確にはギリシア人でドイツ・オーストリアで 音楽教育を受け、クルト・ヴァイルの弟子でもある)モーリス・アブラヴァネル 指揮ユタ交響楽団はチェックした方がいいです。 バークシャでも安くなって ますしね。

ブラームスの交響曲全集も、弦楽器(特に2ndVnやVa)がしっかり鳴って いて聴き応えあります。 ユタ交響楽団は、ソルトレイクシティのモルモン教団 から多大な援助を受けているために、優秀な弦楽プレーヤを集めガダニーニ級の ヴァイオリンを使っているとのことです。 きっちりしたオケです。

マーラーも中庸で健康的な感じがしますが、バーンスタインと全集作成を 競うようにして録音されています。 10番のアダージョまで入れると、 アブラヴァネルの方の全集が早くなります(ただしアブラヴァネルは大地の歌が ない)。 2番の復活なんて好きですね、メータ/VPOと比較すると可哀相 ですが、個人的にはこれに似た熱演だと思います。 巨人はLPで持っていま すが、2番以降はCDで揃えました。

シベリウスの交響曲全集はイマイチでしたが、ペールギュント組曲はこれが アメリカの砂漠の街のオケとは思えない出来だと思います。 もちろんMCA には、コープランドなどのアメリカ音楽がありますね。

アブラヴァネル → 油粘る というイメージは払拭して聴いてみられることを お勧めします。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi