FM fan No.15(株)共同通信社 2000年7月発行 420円 貧しかった学生時代〜1990年前半までFMのエア・チェックを熱心にしておりました。最盛期には1,000本以上のカセットがたまったはず。CD時代になって、ワタシ好みの廉価盤がバリバリ輸入できるようになり、ま、生活に余裕も出ていたのと、NHK-FMの番組改編(悪)の余波でエア・チェックは、すっぱり止めました。 いまでもカセットは400本くらいダンボールに眠っています。これが(今更眺めてみると)けっこう珍しくて貴重な音源が多い。この度、遅ればせながらMDデッキを買って、日々劣化するカセット→MD保存計画をスタートさせました。 HPを開いている関係で、情報をいただいたり、こちらに問い合わせが来ることも多いのですが、未だにエア・チェックを熱心にしている人もいるし、ワタシの在庫音源に驚愕される(特に若い世代)かたもいっらしゃる。で、ひさびさにFM雑誌を購入しました。じつに5年ぶり。(420円は高いなぁ) かつては「FMレコパル」「週間FM」(これがクラシック関係に強かった)「FMステーション」なんて、いろいろ出ていて、新聞でも詳細情報があったもの。いまや生き残っているのはこの「FMfan」のみ。寂しいものです。時代の流れか。 表紙が久保田利信、クローズ・アップに大貫妙子(ワタシ、シュガー・ベイブのころからの大ファンでした)、J-POP上半期総集編も読み応えのある記事(ヒッキーの写真はいつ見ても可愛らしい)だが、「長岡鉄男・名場面集」が涙モン。 ワタシ、オーディオ関係にはサッパリなんですが、それでも長岡鉄男さんが亡くなったのは寂しい。このひとの本は意外と読んでいて、「外盤A級セレクション」なんて、けっこう演奏方面への言及もあって読み応え充分でした。C/Pなんてのはこの方の造語だそうで、いまじゃみんな使うでしょ?「箱船」とか「スーパースワン」なんてのも、なぜか知っていると言えば知っている不思議。 肝心の番組表は、もうNHKしか掲載されていなくて、民放FMは特集番組をセレクションしているだけ。肝心のNHKも著作権の関係かなぁ、魅力ある放送は本当に少なくなった。それでも(例えば)2000/7/21(金)19:20〜 プレートル/VSOのワーグナー、ドビュッシー、レスピーギなんかは聴いてみたいもの。 最近はマニアが深化し、細分化したので、PCM放送にお客さんが流れてしまったのでしょうか。メールをいただいた方もFMじゃなくて、有料のPCM放送を聴いていらっしゃいました。 近所にNTTの巨大アンテナがあったり、かつて愛用していたFM放送専用大アンテナ(テレビ・アンテナを流用したトンボ型)も既に捨ててしまって、なかなか録音は上手くいきません。DATに録音して、MDに編集しようと思っているのですが。
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