独言(ひとりごと)フツウにお給料いただいて、ちゃんと暮らしていける、素敵な音楽も楽しめるというのは、それだけで幸せなことでしょう。仕事はツラく、苦しいものです。昨年末、一度回復したと思った風邪がいつまでもグズグズ状態、ノドが痛かったり、咳き込んだり・・・。先週、東京に行った(遊んだ)り、そのあと風邪で休んだりで、今週からいつものお仕事サイクルでした。 で、木〜金曜日と地元岡山で会議〜夜から広島で新年会(泊)〜翌朝、山口に移動。嗚呼、これで一週間終了と思っていたら、土曜日に広島へ行く用事が。昨年末にね「来年も一緒に頑張ろうね!」と個人的忘年会した親しい取引先の人が、急に異動になっちゃって、次の人と急ぎ打ち合わせをやり直し。しかたがない。で、昨日通った広島に新幹線でまた折り返し。 朝、事務所によって資料を揃えて駅に駆けつけたら、タッチの差で「ひかり」乗り遅れ。次の「こだま」に乗ったけど、「こだま」と「ひかり」のスピードの差というのは停車駅数の問題だけじゃないんですよ。とにかく停車駅での「待ち時間」が長い。更に、ワタシが伺うところは広島駅から山口県側に30分、有名なる宮島口駅の次の次なんです。(そこから十数分歩くが) で、「すみませんねぇ」と遅れ遅れて打ち合わせ、まぁ、仕事の中身なんてどーでもヨロシ。昼過ぎに終わりました。なんか昨日から暖かくて、土曜の昼過ぎだし、ああ、ようやく一週間が終わったという開放感もある。鈍行しか止まらない某駅前にはなにもないんで、広島駅まで行って名物・お好み焼きにビールでも・・・・どーせこのまま帰るんだし、と時刻表を見ると20分ばかり待たなくっちゃいけない。 駅前の通りを5分くらい歩くと住宅街のなかに「お好み焼き屋」さんがあって、コレ、以前に一度行ったことがありました。フツウの素敵な住宅を改装したみたいで、狭いけどお洒落なんですよ。女将さんが素敵だし。お昼時でちょっと混んでいたけど、スペシャル頼みました。えび、生いか、豚肉、タマゴ、そば全部入っている奴ね。広島のお好み焼きは野菜主体で粉の部分が少ないし、ちょっとピリカラのソースも特徴かな? たまにビールといっしょに食うと最高なんすよ。でね、ご近所の若い工員さん風数人が明るくジョーダンなんか飛ばしているし、中学生くらいの娘さんもよく手伝って、ホンワカと良い雰囲気。「相席いいですか?」と二十歳中盤くらいの茶髪のカップルがお隣に座ってマンガなんて読みだしました。ワタシのが先に出来て、生ビール飲んでぼ〜っとしていたら、お手伝いの娘さんが「お好み焼き用マヨネーズ」を出してくれたのね、ありがとう。 で、お隣の茶髪両人にも出来てきたので、そのマヨネーズを「どうぞ」と渡しました。そうしたら(見た目麗しからぬ)茶髪男が「いやっ、ありがとうございます!」とていねいにお礼してくれるじゃないの。なんやらビールもきいたのか、ジンワリ気持ちよくて、嗚呼、なんか良い日だなぁ、そういえば息子はセンター試験だったっけ、なんて思い出しました。 小市民的と言われようと、これはささやかな幸せでした。こんな日はどんな音楽を聴いても楽しめる、はず。
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