独言ひとりごと

せっかくのHPなので、なにかたまには言っておきたい(2002年3月22日)  

 仕事で津山に連続して通いました。岡山市内からクルマで北に2時間くらいでしょうか。同じ岡山県とはいえ、こちらは津山藩の城下町。10数年前に一回旅行で行ったことがあるし、昨年も仕事で数回来ているが、今回はやや集中的におじゃまする機会を得ました。岡山市とは雰囲気が違う町なんです。

 残念ながら単発的な仕事だし、宿泊するような機会はもうないかもしれません。らワタシの趣味である「なんか旨いもの探し」もできなかったし、ギリギリ直前に空いているホテルを予約したもんだから、そりゃヒドいボロ宿。(極限)〜閑話休題。

 それでも、街並みに気品があるし、鶴山公園とか衆楽園は行けなかったが、小さいなりに完結した落ち着いた味わいがありました。老後を過ごすのには良いところかも知れません。でもね、夜になって仕事先から中心街を抜けてホテルまで行くときに気付いたが、かなりお店が歯抜けになっているんですね。あちこちの出張先で見かけた、地方都市の衰退状況と同じように見えました。

 地方都市は土地があるでしょう。それに都市部よりずっとクルマ社会なんです。だから、郊外型の店(スーパーとか、レストランとか)が一気に増える。駅近くの商店街は駐車場はないし、都会みたいに朝夕の人の集中度合いも知れてるから、いっそう衰退が早い。

 でも、津山って意外と物価は高い(スーパーの特売価格を見ればわかる)し、取引先の人に訊いても「意外と街の活気は維持している」との評価。たしかにそんな雰囲気はあります。それはきっと、大企業の城下町じゃないからなんでしょう。大リストラが一発あるとガックリ来てしまう(ところが多い)。

 それに大学があるせいか、若い人もけっこういますね。数人で飲みに行ったんですが、有名居酒屋チェーン店は若い人が満席状態で入れませんでした。それはひとつの希望です。(大学があるんですね)それと、そもそも「飲屋街」みたいのがあまりないみたい。岡山市でも食いもんには苦労するが、山の中の津山ではいっそう苦労する予感があります。

 これからは年に数回通うことになると思うが、トンボ帰りばかりとなります。まだまだこの町の本当の魅力は見つけられません。たまたま通りがかったBOOK-OFFを覗いてみたら、クラシックのCDが@650でしたので、2枚買っておきました。

 


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