独言ひとりごと

せっかくのHPなので、なにかたまには言っておきたい(2001年11月24日)  

 岡山に越してきてそろそろ3年になろうとしているが、地方放送のコマーシャルっておもしろいですよね。ワタシは音楽は好きだが、テレビも好きで良く見るんです。

 例えばお酒の「土佐鶴」なんかは、若村真由美さんがゾクゾクするくらい日本髪が似合っていて、楽しみなんです。あれ、全国放送じゃないですよね?高知弁もなかなか素敵。(「照っちゅう日も、雲っちゅう日も酒を買うてこの道をいぬる。おまさんの好きなこの土佐鶴。」 )たしか昔は三田佳子だったはずで、彼女は好きじゃありません。

 で、不思議に思ったのは「仏壇屋」のコマーシャルがえらく多いこと。大阪時代も「浜屋」なんか有名だったが、岡山では頻度が桁違いに多い(と、思う)。ウチの近所に「小林朱雲堂」(イメージキャラクターは一休さん)のお店があるし、なんとなく親しみ(?)がわきますね。「中原三法堂」は日本的美人女優・香山美子で勝負を賭けてます。

 「吉塚仏壇店」というのは丸亀のメーカーらしくて、岡山と香川は瀬戸内海をはさんでお隣なので、コマーシャルは一緒なんでしょう。ここではいまやファミリーものドラマには欠かせない東てるみが登場。現在ではゆるぎない評価の女優だが、ワタシが学生のころは怪しげな映画館のオール・ナイトでお世話になったものです。

 試しにインターネットで検索してみると、けっこうな店数もあっていずれ順調な経営振りらしい。これから高齢化社会が進むから、需要は伸びるんでしょうか。でもねぇ、仏壇って購入頻度低いですよねぇ。そんなにたくさんお店があっても、ちゃんと儲かるもんなんでしょうか。もしかしたら、ワタシの見知らぬ「仏壇フェチ倶楽部」みたいのがあって、密かに活動しているのかも。

 「出ましたよ、ついに。」「もしかして”雅”のリニューアル版ですか。前からウワサだけは出ていましたが」「そう、金粉比率30%増の”雅(改)”という正式名称で価格据え置きです」「ほぉ、そうなるとライン・アップ的には渋いデザインの”古(いにしえ)マークU”は廃番ですかね。」「そうでしょうねぇ。最近売上が落ちていたとはいえ、往年の名作ですからね。ワタシには愛着はあります」「時代の流れですか。じゃ、次回は中原三法堂の***店のロビーで例会ですので、みなさんによろしく」

 ・・・・・なんていうアツい論議が交わされているのかも知れません。世の中、多彩な趣味な人もいるでしょうから。

 ついでですが、岡山が生んだヴェテラン俳優・長門勇(かつて「三匹の侍」で一世を風靡した)が「井上エヴァ・ホール」の宣伝やってます。なかなか味わいある同窓会的風景なんですが、これ葬儀屋さんだとおもいます。このコマーシャル頻度もけっこう高い。「おえりゃーせんのう」(どうしようもないなあ)という岡山弁で(かつて)有名でした。 

(2001年11月24日)

・・・・数日後、「木谷仏壇店」という坊主頭の男の子が出てくるコマーシャルにも気付きました。印象としてはイマイチ地味で、記憶から落ちておりました。

・・・・更に、岸仏光堂というのも発見。大御所・藤田まこと出演CMでした。

・・・・更に更に、高松に本拠を置くらしい「ずずや」のコマーシャルを発見。いかにもローカルっぽい、動きのないもの。あと厚化粧の女の子が遊んでるバージョンがありました。

 


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