独言(ひとりごと)ま、ワタシも聖人君子じゃないし、ビデオ・デッキの普及やインターネットの急速なる普及に「アダルトもの」が大きな影響を持っているのは周知の事実。最近(ウチの息子を見ていても)実際の異性との交流ではなくて、ヴァーチャルな(例えばネット上のアニメ・キャラクターとか、岩手のメル友とか)おつき合いしかできないのか?と不安にはなるが、道を踏み外さない程度に楽しむのは個人の勝手でしょう。 ワタシは無料プロバイダという超鈍足接続だし、もとよりあまり他人のHPは見ないんです。メールが活用の中心だし、(もちろん情報発信HP作成も)、つなぎっぱなしの職場では当然アダルト・サイトなど見ません。(いるだろうなぁ、見てるやつ)じつは、ウチの息子(高校生)や、女房の職場の若い人がダイヤルQ2 に引っかかっているんですよね。思いっきり息子には説教しましたが(3回目だったので)、結論からいうと、自宅の電話から「Q2は接続できない」ようにNTTさんにお願いしました。(そんなこと出来るんですよ) ダイヤルQ2へのコールバックという手口は古典的なもので、なんらかのソフトをダウンロードすると、ダイヤルアップの番号を書き替えて自動で再接続する(アフガニスタンか、マダガスカルか知らないが)という仕組み。数回の失敗は人生勉強なので、息子には「怪しげなソフトをダウンロードしちゃダメ、ダウンロードしても削除して実行しちゃダメ」とカラクリを説明していたのに、またやってしまうアホさ加減。(女房の職場のバカものも) で、なぜ引っかかってしまうのか、を実地に検証してみました。試しにアダルト・サイトを検索。トップ・ページに接続してみて驚き。(過激な内容に、じゃなくて)ワタシのHPも内部リンクがやや複雑だが、どれが「そのページ本来の入り口なのか」がわからない。「リンク」が滅多やたらにデカイ顔してあちこちに張りめぐらされていて、いったいどうすりゃいいんだ状態。ウカツにクリックすると、勝手に次々と開いてしまうものもある。(大パニック) で、そのうち新たな手口を発見しましたね。「この画像を見たければ、このソフトをダウンロード」みたいな表示ではなくて、それなりの”警告表示”が出てきて「このページにはアダルト・コンテンツが含まれています」「貴方が18歳以上であれば・・・云々、このボタンを押すと***の認証が得られ、安全に見ることができます」みたいな雰囲気のが出てきて「おおっ」てなかんじ。 いかにも、公的団体が認証を与えているような、そんな内容なんですが、これが人間心理(男性のスケベ心に対する言い訳)を擽るもので、「そうか、これは安全なサイトなんだな」と納得し、ボタンをクリックしたら一巻の終わり。いきなり回線が切られ、コールバックが始まりました。ワタシのうちは「Q2禁止」ですから当然つながりません。 ダイヤル・アップを確認すると、ちゃんとQ2の番号に書き替えられている。なんのことはない、表現を変えたコールバック・ソフトなんですよ。でも、心にやましいものをもっていると「認証」されたくなる。「ねずみ講」や「カルト宗教」は手を変え品を変え次々と発生し、被害は止まないが、アダルトものもちょっとした「工夫」で新たなお客を日々開拓しているみたい。 身に覚えがある人は深く反省しましょう。
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