独言(ひとりごと)3月末に息子用MDコンポを買い、6月にはワタシ専用のMDデッキを買って、その便利さに驚きました。以前にも書きましたが、世間はMD時代となっていて、MDの付いていない旧型(?)のCDラジカセの価格凋落ぶりにも驚き。5,000円以下の特売もあるから、信じられないくらい。 1960年代に、オープン・リールの小さなテープレコーダーを買った我が家(当時ワタシは当然子供)では、親戚一同の歌などを録音して喜んでおりました。1970年頃にはカセット・レコーダー(モノラル)となり、4歳上の兄はTEACのオープン・リールをステレオ(わずか数年でステレオ時代に入っていた)につないでいた記憶もあります。 学生時代バイトして買ったステレオ・コンポには、カセット・デッキが付いておりました。時代はラジカセの時代に入っており、結構な値段だったと思います。(数万円?)ラジ・カセはモノラル→ステレオ→ダブル・ラジカセへと進化し、1980年代に、ついにCDラジカセ(当時はCDダブル・ラジカセも有)が登場します。10年ほど前の記憶では、両親の友人がものすごく高級なラジカセを買ったが、操作方法がわからず、娘さんが遊びに来たときにしか使えない、といった話しもありました。(現代のパソコンなみ?) 一人息子が生まれたのが、前回阪神タイガースが優勝した1985年だから、クラウン(製造中国)製10,000円也のCDラジカセを購入したのは1989年頃か。活躍しました。最近、電源ソケットが緩くなったり、ボリュームの感度が悪くなったり、カセットのヘッドが劣化したり(これは仕方がない)で、やや寿命っぽい。CDとラジオは現役なんですけどね。だいたい千変万化するデザインが、時代に付いていけない。真っ黒で、ゴツくて。 ウチの真ん前がヤマダ電気なので、よく覗きに行きます。ある日曜、日替わりセールでCASIOのMD/CD(あれ、なんて呼ぶんですか?MDラジカセ?だってカセット付いていないでしょ)14,800円(リモコンなし)で売っていて、衝動的に買いました。自分専用MDデッキで気持ちよく hitomi なんて聴いているワタシに、女房もキッチンに欲しいと。で、旧ラジカセは可哀想に歴史的役割を終え、女房の職場ラジオ体操用としてもらわれていきました。ご苦労様でした。 考えてみればCASIOのMD/CDというのも渋い。この会社、デジタル時計とか電卓で有名で、オーディオ関係に手を染めていたとは意外な展開。ま、音質云々を期待するものでのないので、便利に使っております。MD登場以来、縁のない生活でしたが、ここ数ヶ月で一気に3台。贅沢。
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