独言(ひとりごと)ワタシが好きなものは「安物」である旨、再三再四述べてきました。 「安物買いの銭失い」とはよく言ったもので、「銭失い」までいかなくても、結局プラス・マイナスでフツウの価格のものを買ったのと同じようなことにはなっていると思います。でもねぇ・・・・・人生には「無駄」というか「余裕」というか、楽しみも必要でしょ?〜と、言い訳しつつ「安物買いのおはなし」をまたまた一席。お時間まで。 ま、岡山に転居して丸一年、幸いにして女房の再就職(極端に安給料とはいえ正職員)もかなったし、息子は近所の公立高校に奇跡の逆転入学を果たすし、で、少々余裕のある生活だと自覚しております。やれ、新しいテレビだ、MDコンポだ、と買ってしまって(これは前回申し述べました)、いつのまにはPS2まで届く始末。(そんなん聞いてなかったぞ!)PCは、以前から「合格したらオレのを譲ったる」という約束でしたので、通販で信じられない激安CDR/HD20gbマシンを買いました。ここまでは予算通り。 通販のBTOって、少々届くまで時間がかかるんですよね。で、ある休日、近所の「HARD OFF」へ散歩がてら訪問すると、ヤバイものが売っていました。富士通のFM-V-466C。おそらく1994年頃に発売されたCPU-SX486-66mh、HD460mb、メモリ8mbのディスプレイ/スピーカー一体型マシン。当時20万くらいしたでしょうか?これがOSなしとはいえ、7,000円でした。サウンドブラスター16、144の内蔵モデム付き。どうもあまり使っていなかったみたいで、ずいぶんきれい(中身も)なんですよ。ふと、気がつくとサイフはたいて車に積んでおりました。 「SIMMのメモリが余っていたよな」ということで、数本挿してみたけど、富士通のって相性がきついんですよね。結局12mbで精一杯。「98」はむりなので、いちおう「95」のFD版でOSを入れました。もちろんちゃんと動きましたよ。もし、「これでなんとかガマンしてくれ」と命令されれば使えないこともない。インターネットだって、メールだってできる(はず)。アイコンをクリックしてから、ややしばらく「間」(ブルックナーのゼネラル・パウゼ並)があるにせよ。 ディスプレイはそうとうの湾曲があって、いびつな感じではありますが、発色そのものは悪くない。明るさも充分。スピーカーが内蔵されているので、じゃまにならない。一週間ほど息子用となっていて、なんかゲームみたいのを入れていました。メモリ12mbねぇ、5年は使い込んでる女房の古マシンでも96mbでっせ、すっかり贅沢になった、というか当時は4mbのメモリでもずいぶんと高かった記憶もありましたね。 で、つくづく感じることの多いマシンでしたが、この先いったいなにに使うんだ、という展望が欠けておりました。「Linux」か?と考えて、知ったかぶりして本を眺めてみたけど、さいきん「Gnome」とかなんとかいっちゃって、Windowsと似たようなGUIが導入されているみたいで、それなりのマシンは必要みたい。キャラクター・ベースで動かすには基礎知識がなさすぎるワタシ。 さてどうするか。
(案1) 部品をばらして使えるものは使う。(あんまし使えるのはないなぁ) その後、「部屋が狭いから」と購入を断られ、「Linux」を無理矢理入れてみたけど満足に動かず。とうとうYohooオークションへ。ちゃんと売れましたよ。購入したときの7,000円で。結局+-0ですが、充分楽しみました。(2000年6月)
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