Immortal Artist FRITZ Kreisler
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61〜第1楽章(1926年録音) クライスラー(v)/ブレッヒ/ベルリン国立歌劇場管弦楽団
Kreisler 以上 クライスラー(v) FIC ANC-1004C 500円で購入
1936年録音のBeethoven /Brahms ヴァイオリン協奏曲(エアチェック・テープ)を聴いて、聴き比べで取り出したCD。この10年ほど旧い録音の方が世評高いもの。
海賊盤なんでしょうが、この時代となるとまったく「著作隣接権」フリーで、ま、合法的。いかに良心的にCD化されるかがポイントになるでしょう。 甘く、良く歌うヴァイオリンに変わりはないが、バルビローリ盤とはテンションの高さが違いますね。技術的にはやはりこちらのほうがしっかりしていて、懐古的に楽しむのではなくて、ちゃんとした現代の演奏に比肩する個性です。
Brahms 、Mendelssohnは、SPノイズを取り除こうとしたらしく、その分ヴァイオリンの音色も少々曇りがち。低音も弱い。そのせいかBeethovenほどバルビローリ盤との違いは感じません。(どちらも同じくらい良い) 小品集は、「悲」「喜」の音の状態がよく、(ルップとの協演より)ヴァイオリンが溌剌として若々しい印象有。1927年のラウハイゼンとの録音は、信じられないほどヴァイオリンの音色が美しく録られていて、ワタシが聴いた範囲の中ではクライスラーの真価がもっとも分かりやすい。 全曲75分。できれば2枚分で全曲収録を望みたかったところ。でも、500円ですから。 結論。
新旧録音とも、味わい深く、安らかな歌を楽しめます。
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