アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
ヘルベルト・クラウス/ウィーン・モーツァルト・アンサンブル


CAPRICCIO SMU-1  10 801/1

Mozart

アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
ヘルベルト・クラウス/ウィーン・モーツァルト・アンサンブル(1987年録音)

嬉遊曲ニ長調K.136、変ロ長調K.137、ヘ長調K.138
ミリンク弦楽四重奏団(1987年録音)

嬉遊曲 変ホ長調K.113
ヴェーグ/カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグ(1990年録音)

CAPRICCIO SMU-1 10 801/1 1,000円で購入

 LP時代から、この辺りが黄金のカップリングでしたね。イ・ムジチなんかの演奏も素敵だった。「いまさらアイネ・クなんて・・・」と思うでしょ?でもね、この曲、やっぱり名曲中の名曲だと思うんですよ。音楽が流れ出すと、必ず幸せになれます。はじめて聴いた小学校5年生の時から、一発で気に入りました。母親にねだってミュンヒンガーの17cmLPを買ってもらった記憶も有。

 LP時代は有名なワルターとか、若き日のデイヴィスの演奏がお気に入りでしたが、いまは何でもいいんですよ。現代楽器でも、古楽器でも、旧い録音でも。ヘルベルト・クラウスなんて人も初耳だし、オケの名前もいかにもありがちな団体名。曲が曲だけに個性的な解釈も必要ないし、爽やかでのびのびしていれば充分。
 録音も新しいし、アンサンブルも瑞々しくて云うことなし。

 3曲の嬉遊曲は、なぜか知りませんけど「ザルツブルグ交響曲」呼ばれます。LP時代にバリリSQの演奏がお気に入りだったので、弦楽四重奏曲版を探していました。ミリンクって、シュターツカペレ・ドレスデンのコンマスだったはず。天衣無縫で、なんの虚飾もない天才の技による旋律。ウキウキとした弾むような気分に溢れた音楽達。一人ひとりがお互いの音を聴きあって、やや抑え気味、むしろ地味目のしっとりとしたアンサンブルなんです。
 演奏も、曲もピュアです。まじりっけなし。夾雑物皆無。ある意味純白。ため息も出ます。

 晩年に、次々とMozart の名演奏を残してくれたヴェーグの演奏も入っています。(この辺りは選曲がひとひねりされている。たいてい「セレナータ・ノットゥルナ」ですよね)セレナードと嬉遊曲ばかり集めた6枚組(CAPRICCIO 60 022-6)には収録されていない貴重な録音。

 カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグって、あまり洗練された音色ではなと思うんですが、ヴェーグの音楽はいつもいきいきとしていて、元気いっぱい。「音楽するよろこび」に溢れていて、しかも骨太。K.113はずいぶんと初期の作品でしょうが、ホルンやクラリネットなんかも入っていて、意外と厚みのあるサウンドです。

 例の如しで「寄せ集め」CD。好きなんですよ。こういうのは。録音状態は最高。


おまけ

アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
ワルター/サンフランシスコ交響楽団(1954年録音)

EKLIPSE TOWER-2(2枚組1.000円で購入)

 タワーレコードがリキ入れて売り出した、ワルター50年代の西海岸もの放送録音シリーズから。1997年頃、売れ残りを投げ売りしてくれてこんな値段に。ワタシ、Mozart ばかり二組買いました。
 「現代楽器でも、古楽器でも、旧い録音でも」と、書いたあと思い出して在庫を漁ったら出てきたCD。ワルターというと、なんとなくふっくらとして、暖かくて、といったイメージですが、ここではもっとある意味フツウで自然体で硬質で、これはこれで良い感じです。細部の入念な仕上げは、ライヴゆえそれほどでもないけれど、自ずから滲み出る貫禄は充分。まだワルターも元気な頃で、けっこう色気のある、ざわついた演奏に仕上がっています。
 彼にしては、あまり優しさを感じさせない演奏。

 音質はいわゆるラジオみたいな音。(あたりまえか)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲
written by wabisuke hayashi