Dvora'k 弦楽四重奏曲第11番ハ長調 作品61/
Wolf イタリアのセレナーデ(ジュリアード弦楽四重奏団)


 RCA LSC-2524 Dvora'k

弦楽四重奏曲第11番ハ長調 作品61

Wolf

イタリアのセレナーデ

ジュリアード弦楽四重奏団

RCA LSC-2524 1959年録音

  Antonin Dvor’ak(1841ー1904捷克)40歳1881年の作品とのこと。小学生時代に「アイネ・ク」に出会って目覚めたClassic Music歴も日々聴き続けて半世紀を超えました。専門性の薄いド・シロウト拝聴は日々思い惑って、ここ最近”どれもなかなかじゃないの?”なんて、時代は”Best One!”を取捨選択する時代に非ず、各々味も個性もありますよ。音楽拝聴の幅を広げることは大切、Dvor’akの弦楽四重奏だったら「アメリカ」(弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 作品96)ばかり、偶然出会ったそのひとつ前の作品を聴いてみました。40分に迫る大作。

 この時期ジュリアード弦楽四重奏団のメンバーは ロバート・マン(v)/イシドア・コーエン(v)/ラファエル・ヒリヤー(v)/クラウス・アダム(vc)。音質はまずまずでしょう。現在もメンバーを替えて活動しているそう。作品拝聴の数をこなしていないから演奏の良し悪しなどわかりません。

 第1楽章「Allegro」は優しく甘いヴァイオリンの主題より悠々と開始、快活に、陰影豊かに、時に切なく歌って闊達劇的な大きな楽章。寄せては返す豊かな情感、魅惑の始まりでした。(11:00)第2楽章「Poco Adagio et Molto Cantabile」は静かに、切々と歌う神妙にデリケートな緩徐楽章。ここも甘く深遠なる旋律をたっぷり、惜しみなく味わえるところ。Dvora'kはほんまに、わかりやすいメロディ・メーカーと思います。(8:13)第3楽章「Allegro Vivo」はスケルツォ。不安な心情が切迫したリズムに疾走し、後半に向けて哀しみは深まります。(7:09)第4楽章「Vivace」は前楽章の風情リズムを引き継いで緊張感を維持しつつ、じょじょに長調の表情も出現します。やがて息つく暇もない疾走から、甘く優しい旋律もちょっぴり垣間見えて、快活に全曲を閉じました。(7:24)

 全体として「アメリカ」のわかりやすいローカルな叙情に比べ、古典的にかっちりとした構成が際立つ作品でしょう。

 Hugo Wolf(1860ー1903墺太利)は歌曲が有名らしいけれど、あまり拝聴機会を得ません。この「イタリアのセレナーデ」は気紛れに自由自在な旋律リズムの動き、ラプソディックな風情が大好きな作品。(6:37)

(2022年8月6日)

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written by wabisuke hayashi