● To CLASSIC ちょろ聴き

CLASSIC ちょろ聴き(30)


XXCM(History)205651 10枚組2,290円Rimsky-Korsakov 「シェエラザード」(1934年 ヴァイオリン・ソロはアレキサンダー・ヒルスバーグ)/Stravinsky「ペトルーシュカ」(抜粋1937年)〜ストコフスキー/フィラデルフィア管
まぁ、色彩感豊かな作品だし、ワザワザ大昔SP復刻で聴かんでも(予想外に音質良好だけれど。「シェエラザード」には音の広がりがある)・・・とは思うが、買うたもんはムダなく味わいましょうね。結論的に、ココロ空しゅうしてあたれば真実の光はそこに!的感慨があって、けっこうわかりやすく、派手派手しくもチカラあるオケの様子とか、勢いとか、そんなことは理解可能。もう雰囲気たっぷり!資料的価値を超え、オリエンタルな旋律の、思いっきりタメのあるクッサい節回しは存分に楽しめました。「若い王子と王女」の弦のポルタメントには泣けます。少なくとも音楽が鳴っている間は飽きさせない。但し、わざわざこれでなければ!というほど、この名曲の録音は少なくないよね。やはり好事家向けか。@200某かの価値は充分。(2004年6月5日)

ECHO INDUSTRY(EMI/DGの海賊盤)ECC-658 1,000円で購入 表スリーヴ紛失Mahler 「さすらう若人の歌」(フルトヴェングラー/フィルハーモニア管 1952年)「リュッケルトによる5つの詩」(4曲)「亡き子をしのぶ歌」(ベーム/ベルリン・フィル 1963年)/フィッシャー・ディースカウ(br)
DGの正規盤ではクーベリックとの「若人」が収録されるが、有名なるフルトヴェングラーとの録音と入れ替わるのが「海賊盤」の融通無碍なるところ。(ええんかい?)両巨匠ともMahler の録音が珍しく、貴重です。ここでのフルトヴェングラーは、まったく静謐で細部まで仕上げがていねいなこと、驚くべき完成度。ディースカウの入念な表情も天才的だけれど、若々しく初々しい味わいがあって好感が持てます。ベームとMahler のセクシーな旋律の相性は悪そうだけれど、実直に、真面目に譜面遵守で演奏したらちゃんとしたものになりました、的誠意も感じられベルリン・フィルが美しい。先日、ナタリー・シュトゥッツマンの「亡き子」をナマで聴いたばかりのせいか、フィッシャー・ディースカウの歌は少々理屈っぽく、巧すぎ・・・と、ワタシの先入観?有。(2004年6月13日)

NAXOS 8.110880-82  3枚組2,080円Bach マタイ受難曲(全曲)〜メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管/トーン・クンスト合唱団(1939年ライヴ録音)
NAXOSオーバート・ソーン復刻三枚組。「ちょろ聴き」するような録音じゃないのは重々承知の上。いずれ、なんどもなんども聴いて自分なりに決着を付けるべき、これぞ歴史的録音。以下、音楽日誌より〜カットがたくさんある演奏だけれど、PHILIPS盤では更に収録上の関係でいくつかカットがある・・・とのことで、NAXOS盤は「録音の残っているものはすべて収録!」+余白に管弦楽組曲第2番とか入っていてお買い得!そろろろ買おうかね、いつ発売か、なんて考えていたところに出会うでしょ。もちろん全部聴いたワケじゃないが、この味付けの濃さ、感情入魂の表情〜いやもうとことんやりまっせ!的徹底した詠嘆とぼうだの涙には痺れます。「おお、頭は血潮にまみれ」のコラールのクサすぎるルバートと粘着質節回しにハマると、ちょっとヤバい興奮に包まれました・・・(音質かなり良好)(2004年6月13日)

NAXOS 8.554288 662円(税抜)Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ピアノ版)/三重協奏曲ハ長調〜ドラホシュ/ニコライ・エステルハージ・シンフォニア/ヤンドー(p)/カン(v)/クリーゲル(vc)(1997年録音)
馴染みの某サイトの「日記」にかなり厳しいコメントが載っていたみたいなので、ん?そんなにひどかったの、と確認。ワタシはこの作品(とくにヴァイオリン協奏曲)を痛く気に入っておりまして、当然ピアノ版に対する愛情も変わらない・・・ヤンドーの演奏はいつも通りであって、特異なる個性を表出させないが、過不足のない粛々とした演奏ぶりに感動は保証されます。作品の静かで豊かな味わいはちゃんと表現できていて、とてもキモチがヨロし。オケはハンガリーの録音用オケですか?トリプル・コンチェルトの方は「NAXOS名人揃い踏み」みたいなメンバーで、正直、ワタシカラヤン盤(1969年)より親密(特に終楽章)で好きな演奏です。とくにクリーゲルのチェロが聴きもの。(2004年6月13日)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi