To CLASSIC ちょろ聴き
CLASSIC ちょろ聴き(11)
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調 作品55(1937年ベルリン・フィル)コリオラン序曲(1941年SKB)Schumannマンフレッド序曲(1946年LSO)〜シューリヒト指揮
コレ、1964年録音と違うんですか?あまり音の状態がヨロシくないし、例の如しの粘らない、重くならない、勢いのある雰囲気は伝わるが、よほどの思い入れがないとねぇ、状態のCDか。コリオランは音に芯があるし、キレがあってなかなか。マンフレッドは、音の状態はともかく劇的なノリと勢いがあって、充分楽しめました。(2002年8月10日)
Ravel 「ボレロ」「道化師朝の庭」「逝ける女王のためのパヴァーヌ」「スペイン狂詩曲」「ダフニス」第2組曲〜デュトワ/モントリオール交響楽団 1980〜83年録音
現在、フランス音楽ではもっとも定評のある「定番」か。ウワサに違わぬ完成度、完璧なメカニック、迫力と洗練、涼やかなオーケストラの響き、そして味わい、録音の水準の高さ。どれをとっても文句なし。現代フランス音楽のエッセンスはカナダに有。オチがなくて申し訳ない。感服。Mendelssohnでは音が薄く感じられたが、これはピタリ、ですな。(2002年8月4日)
STRAVISKY バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)「ペトルーシュカ」(1911年盤) アバド/ロンドン交響楽団/ハワード(p)1975/80年録音
コレも定評ある演奏〜THE GREAT COMPOSERシリーズは有名一流どころばかりなんですよ。良い勉強になります。ま、C,デイヴィス盤なんかと並んで、出た当時たいへんな評判になった録音。録音状態良好、これはこれで納得せんでもないが、やや優等生的演奏か?リズムの冴え今一歩。原始の粗々しさ方向でもなく、かといって徹底的物質世代の完成度でもない。同じオーケストラのブーレーズ・ライヴ(春の祭典)と較べると、ややフツウ過ぎ印象か。厳しすぎるかな?(2002年8月4日)
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