To CLASSIC ちょろ聴き

CLASSIC ちょろ聴き(10)


FIC  ANC-153 650円 Bartok「管弦楽のための協奏曲」「弦、打楽器・チェレスタのための音楽」ショルティ/ロンドン交響楽団 1963/65年録音
これがワタシのBartok初体験か?(それともラジオで聴いた2台ピアノ・打楽器ソナタか?)LPでは「舞踏組曲」がカップリングだったので、「弦打チェレ」は初耳。モントゥー時代とは思えぬ抑制され、色気のないLSOの音色に少々驚き。アンサンブルの集中力、厳しい表情は「これぞBartok」といった強面で、ワタシのイメージを形作った貴重な録音。いまなら、もっと余裕を持った表情を望みたいが、ともかく一流の演奏でしょ。DECCA録音は文句なし。(2002年7月20日)

DG GCP-1063 250円 R.Strauss 歌劇「ばらの騎士」(抜粋)カラヤン/ウィーン・フィルハーモニー 1982/84年録音
恥ずかしながら、この曲オペラ初体験。馴染みの管弦楽曲の旋律満載で、これウィンナ・ワルツじゃないですか。なんか、とてつもなく上質のクリームを味わっているような上品かつ激甘、しかも、とことんエッチな世界に浸っているようなマッタリとした快感有。比較が出来んので「これでいいの?」と疑問さえ出ない。とにかく気持ちが良くて、悪の道にハマりそうな恐るべき着飾った美しさに、身もココロも震える超・魅力的な演奏。健全なる青少年にはお勧めできない(学業の妨げに)。(2002年7月14日)

ECHO INDUSTRY  CC-1017/18  2枚組 2,000円で購入 Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」 メータ/ウィーン・フィルハーモニー 1975年録音
若きメータ39歳の録音。得意の曲らしく、後2回の録音有。これワタシにとっての実質上「復活」との出会いで、DECCA録音は極上だし、オーケストラは上手くて美しいし、で、10年前は喜んでいたけれど、いま聴くと呼吸が浅く、尻が軽い。完成度は高いが、まだ成熟が足りない。懊悩・苦悩が感じられない。これはこれで「若さの勢い」的魅力かな?スケルツォ楽章はすっぱり気持ちヨロシ。声楽ソロは抜群の雰囲気。終楽章はやや上滑りか?何故かシミジミと盛り上がってくれない。(2002年7月14日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲
written by wabisuke hayashi