Bach シンフォニア/協奏曲
(カルティニー/ジェラール・カルティニー室内管弦楽団)
J.S.Bach
合奏協奏曲ニ長調
シンフォニア ヘ長調BWV1046
オーボエとチェンバロのための協奏曲ニ長調
カルティニー/ジェラール・カルティニー室内管弦楽団/シャンボン(ob)グレミー・ショーリヤック(cem)
CHARLIN TKCZ79226 1960年代の録音?1,000円で購入。
1993年にシャルラン、旧トリオ、アンジェリクムのLP時代の録音が、ヴィーナス・レコードとして一斉に1,000円の国内盤CDで復活しました。(バブル崩壊とともに消えた)
シャルランやトリオ・レコードは、LP時代録音マニアの貴重なコレクションで、ワタシにはあまり縁のないレーベルでした。(LP時代末期、シャルランは一部比較的安い価格で出されていたけれど)アンジェリクムは、キングからLP時代出ていた「バロック1000シリーズ」の音源になっていましたし、「ファブリ名曲コレクション」の25cmLPにも顔を出していた記憶があります。
合奏協奏曲を除く2曲はLP時代からお気に入りでした。室内管という団体はシャルラン・レーベルでしか見かけませんでしたが、いまでも存在するのでしょうか。(きっとしないでしょう)
合奏協奏曲ニ長調はカルティニー自身が、カンタータのシンフォニアなどから寄せ集めた曲。演奏スタイルがいまとなっては昔風で、アンサンブルも大甘、音の劣化も甚だしい。
シンフォニア ヘ長調は、ブランデンブルク協奏曲第1番の異稿版で貴重な録音です。
平和で温微的な演奏ながら、シャルランらしい奥行きのある響きは魅力(だったはず)。往年の名手シャボンの明るいオーボエの音色、トランペットの柔らかさも心地よい。悪くない演奏と思いますが、あまりに変化が少なくてノンビリしすぎでしょう。
オーボエとチェンバロのための協奏曲は、いわゆるチェンバロ協奏曲第8番と俗称されるもの。この種のバッハの協奏曲の中では、とくに哀愁に満ちた旋律が魅力的なです。
シャンボンの軽快で華やかなオーボエを加えることにより、多彩な曲に仕上がっています。チェンバロは現代楽器のメカニックな音色がやや気になりますし、音も潰れているのは残念。演奏ぶりはあまりにノー天気で、アンサンブルもかなりアバウト。
録音当時の新鮮な状態のまま、一度聴いてみたかったものですね。オリジナル・テープが、ちゃんとした状態で残っていないんでしょうか。往年の美人女優の晩年を眺めているような、なまじかつての音質が偲ばれるだけに、聴いていてツライCDでした。(1998年更新)
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