Brahms 交響曲全集(ハンス・スワロフスキー/南ドイツ・フィルハーモニー)Brahms
交響曲第1番ハ短調 ハンス・スワロフスキー/南ドイツ・フィルハーモニー QUADROMANIA 222114-444 録音年不明 4枚組 1,490円で購入 ワタシはこの全集を時々取り出して楽しんでおります。録音状態はあまり(いえ、かなり)よろしくない。オーケストラの編成は小さめでアンサンブルはやや粗く、時に響きは濁り、表現は流麗とはほど遠い。しかし、妙にガンコでココロ擽(くすぐ)る演奏であります。何度聴いてもまともなコメントは付けられそうにないので、サイト内検索(ほとんど「音楽日誌」)で、自らのコメントを探して引用とします。その情報によると、2004年10月にはこの4枚組を購入したはず。現在なら在庫処分で980円でも入手可能でしょう。でも、いつまでも存在するワケじゃない。なんどもなんども登場している音源でもあります。(オーケストラの名前が違ったりして)
Brahms 交響曲第2番ニ長調〜スワロフスキー/南ドイツ・フィル(?録音情報も?クワドロマニア)を。第1/2番と聴き進んできたが、巷でウワサほどの珍奇で異様な演奏だろうか?楽譜に詳しい人には、そう感じるのかな?録音も演奏も、それなりに楽しめる水準・・・どころか、シミジミとした味わいが悪くないと思うけど。
Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜スワロフスキー/南ドイツ・フィル(録音年/実体不明。録音用臨時編成か?)を。「ギクシャクとしたロボットみたいな演奏」との評価で有名だけれど、第1/2/3番と聴き進んできて、そうかな?評価表現として適切かな?とも思います。妙にノリの悪い演奏ではあるけれど。
交響曲第4番ホ短調〜スワロフスキー/南ドイツ・フィル(これは仮名だろうね。以前出ていたものには「大管弦楽団」との表記有)を。「ギクシャクとしたロボットみたいな演奏」とのサイト評を拝見したが、そうだろうか?
交響曲第1番ハ短調〜スワロフスキー/南ドイツ・フィル(表記)を聴きつつ・・・スワロフスキーのBrahms は様々オーケストラ表記(例えば大管弦楽団とか)で何回も発売されているが、ちゃんと詳細コメントしたサイトは発見できず。「ぎくしゃく、継ぎ接ぎだらけ、テンポ設定が異様」とのウワサを聞いたけれど、そうでしょうか?流麗にはほど遠いし、オーケストラもそう上手いとは思えぬが立派な演奏に思えますが。厳つく、少々無愛想だけれど。
音質の肌理は粗いし、オーケストラも上手いとは言えない。アンサンブルも雑だけれど、頑固というか融通の利かないアクがいっぱい、流麗さとは一切無縁なゴツゴツした表現ですね。耳あたりはよろしくないが、拝聴に値するココロ騒ぐ演奏でした。
(第1/2番)大柄な交響曲は少々聴くのがツラい精神状態だけれど、なぜかこれだったら聴けちゃう。何度も書いたけれど「狂気のケーゲル」風お題目と同じで、「ロボットつぎはぎ演奏」〜誰かがそう書けば、「なんとかのひとつ覚え」みたいに繰り返してマネする輩(やから)が次々出てきて、「思考停止」(わかったつもり)になっているから呆れる。ちゃんと自分の耳で、音楽を聴いてあげなくちゃ。そして自分の言葉で語りましょうわい。
誰が聴いても音質がよろしくないステレオ録音、編成が小さめで薄く濁った響き、良質とは言い難いオーケストラ(実際の団体は不明。録音用臨時編成かも)。時に流麗とは疎遠なる不自然なテンポ設定と流れ、これは細部こだわるあまりの結論か?全体として頑固な独墺系演奏であって、無用のテンポの揺れも少ない辛口苦みの勝ったサウンドが熱気に充ちて、そっけなくも説得力があります。(第1番最終楽章など)同じ方向で、第2番最終楽章はぜんぜんノリの悪い、大失敗演奏になっておりました。
Brahms 交響曲第4番ホ短調〜スワロフスキー/南ドイツ・フィルハーモニー(オーケストラ表記はエエ加減)を。「継ぎ接ぎだらけ、ロボットのようにフレージグがギクシャクして・・・」みたいに、訳知り顔に(どこかの評論家が言ったことをそのまま)コメントされる方がいらっしゃるが、そうでしょうか?よろしからぬステレオ録音、流麗スムーズとは評しがたいオーケストラの技量、がっちりと硬派で洗練されないアンサンブル、響き。抜群の耳当たりの悪さだけれど、妙に芯がしっかりしているというか、ガンコ開き直り系演奏か。わりと楽しみました。
「何度も聴く、納得いくまで聴く」ということで、Brahms 交響曲全集〜ハンス・スワロフスキー/南ドイツ・フィルハーモニー、全4作品(+「大学祝典序曲」)移動中に拝聴。どう聴いてもぱっとしない音質だし、オーケストラの響き薄く、しかも濁って、耳あたりはまったくよろしくない。挙げ句、この作品はワタシにとって少々苦手系なんです。でも、こればかり何度も聴いております。1,490円にて相場より500円ほど高く購入した!その直後にヴァントの旧全集中古で1,000円で見掛けた(未購入→その後、購入)という意地もあります。
まったく以て”流麗”とはほど遠く、歌わない、流れない、美しくない、素っ気ない、鳴らない、雰囲気で聴かせることを拒否した演奏。ところが、こどもの頃からさんざん馴染んだ挙げ句”ワタシにとって少々苦手系”となった名曲が、この演奏なら意外と抵抗なく、最後まで全曲聴き通せる(楽しめる)という不思議。オーケストラは録音用の臨時編成(楽器編成が小さいのか?)らしく、器用なアンサンブルではないにも関わらず。「妙に芯がしっかりしているというか、ガンコ開き直り系演奏か」・・・これはワタシの初めて聴いたときの感想でした。ある意味、細部まで明快な演奏なのか。 (2006年1月6日)
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