大阪交響楽団公開リハーサル
(グイード・マリア・グイーダ/2022年10月26日大東市サーティホール)


Schumann

交響曲第2番ハ長調(リハーサル)

グイード・マリア・グイーダ/大阪交響楽団

大阪交響楽団公開リハーサル(グイード・マリア・グイーダ/2022年10月26日大東市サーティホール)  コロナ禍のあおり、前回の演奏会訪問より3年経ちました。その間に自分はお仕事完全引退して大阪府大東市に転居済。立派な大ホールは1,200人席、歩いて15−20分程至近のところにあって転居後初訪問でした。演奏会本番を翌日に控えて(ザ・シンフォニー・ホール)リハーサルを無料公開してくださいました。整理券を早めにいただいたせいか、所謂S席辺りでっせ。申し訳ないけれど文化的風情の薄そうな街、平日の夕方4時開始、予想に反して6割くらい客の入り、もちろん爺婆が多いけれど(含むワシ)妙齢の女性もかなり見掛けました。これだけClassic Musicのファンがいらっしゃるなら、【♪ KechiKechi Classics ♪】の読者も数人存在するかも。

 リハーサルだから団員は思い思いの私服、管楽器にひな壇はないから客席からは見えません。チェロ中央、右手にヴィオラ、右奥にコントラバスの配置。一般に浪漫派の交響曲は苦手として、このハ長調交響曲は数少ないお気に入りとなります。一時間のリハーサルは終楽章「Allegro molto vivace」の締め括りから開始、プロオーケストラの迫力といきなりのクライマックスに涙が出そうなほど感銘を受けました。第1楽章「Sostenuto assai - Allegro ma non troppo」は深い眠りから目覚めるような開始と途中、気になるところ?を入念に繰り返しておりました。ラスト部分終えて、思わず会場から拍手。第2楽章「Scherzo. Allegro vivace」は追い詰められたように切迫したスケルツォ、途中ヴィオラと木管の掛け合い部分を執拗に繰り返して、ふだんなら聴き流してしまう声部の発見がありました。ラストは第3楽章「Adagio espressivo」これはほんのちょっぴりで時間切れ、きっと参加するパートの都合で順番が決まっていると類推されました。

 DG UCCG4169この作品全曲を聴きたくなりましたよ。帰宅して、ジュゼッペ・シノーポリ/ウィーン・フィル(1983年)を堪能いたしました。次の演奏会は年末「第九」かな?

(2022年10月26日)

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written by wabisuke hayashi