2017年ケチケチアカデミー賞2017年を回顧して
(香港在住の金田さんより)


 年末にメールをいただいたまま、更新するのを失念しておりました。毎年熱心に連絡いただき、なんと20年目となりました(遠い目・・・)。深く感謝。

 2017年は特に前半は出張が多く、毎月3回から4回の出張が入ったためいけないかったコンサートも結構ありました、それでも30回以上のコンサートに行けたのでかなり楽しめました。老人割引で半額というのも大きいですけどね。

というわけでコンサートの回顧から。

第1位:Wagner ジークフリート

サイモン・オニール(ジークフリート)、ハイディ・メルトン(ブリュンヒルデ)、デイヴィッド・キャンジェロッシ(ミーメ)、マティアス・ゲルン(さすらい人)、デボラ・ハンブル(エルダ)、ファルク・シュトルックマン(ファーフナー)、ヴァレンティナ・ファルカス(森の小鳥)、ヴェルナー・ヴァン・メヘレン(アルベリッヒ)、
香港フィルハーモニック、ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮 2017年1月22日 香港文化中心音樂廳 コンサート形式

2015年のラインの黄金は聴きましたが、2016年のワルキューレは出張でスケジュールが合わず聞けませんでした。CDで聴くとなかなか良い出来栄えなので、今年は絶対聴こうと思い万難を排してコンサートに行きましたが報われましたね。素晴らしい演奏でした。2018年1月21日の神々の黄昏でこのプロジェクトは終了ですが、もちろん行く予定でチケットも手配済です。ズヴェーデンは今年は他に、マーラーの5番、ブルックナーの8番、ブラームスの1番などを演奏していて、いずれも良い演奏でした。香港フィルは現在絶好調です。

第2位:ダニール・トリフォノフ ピアノリサイタル 2017年10月25日 香港文化中心音樂廳

モンポウ、シューマン、グリーグ、バーバー、チャイコフスキーの小品の後で、ラフマニノフのショパンのテーマによる変奏曲、ショパンの2番のソナタでした。

チャイコフスキーコンクール優勝の俊英ですが、将来楽しみな逸材であると思います。鼻息が大きいので最前列で聴くのは避けた方が良いですね。

第3位:ボルサン・イスタンブールフィルハーモニック ヴァディム・レーピン (vn)、サッシャ・ゲッツェル指揮 2017年2月15日 香港文化中心音樂廳

F Tuzun Capriccio a la Turque トルコの作曲家の作品です。発音はわかりません。
ジェームス・マクミラン:ヴァイオリン協奏曲
リムスキー・コルサコフ:シェヘラザード

イスタンブールフィルは中々の実力です。仮に明日イスタンブールに転勤になっても音楽ライフは大丈夫という印象をもちました。

第4位:ブルーノ国立劇場 ヤナーチェク マクロプロス事件 2017年2月25日 香港文化中心大劇場

ヤナーチェクのオペラは珍しいものだと思います。充分堪能しました。

ブルーノ国立劇場は他にコンサートを二つやりました。一つはドボルザークのスターバトマーテル、もう一つはヤナーチェクのグラゴルミサ、シンフォニエッタ他でした・全て堪能しました。

第5位:香港シンフォニエッタ ソフィー・パチーニ (pn)、クリストフ・ポッペン指揮 10月21日 香港大會堂

シューベルト:交響曲第8番未完成
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番ジュノーム
シェーンベルク:浄められた夜

香港シンフォニエッタの首席客演指揮者のポッペンはいつも意欲的なプログラムを組んでくれます。また演奏前の解説も面白いですよ。シェーンベルクはダンスとのコラボレーションでなかなか幻想的な舞台でした。

そのほか5月にニューヨークへ出張した際にフィラデルフィア管弦楽団を聴きました。ラドゥ・ルプーを聴けたのは思い出ですが、セガン式のオケは以前より下手になったような印象でした。ホセ・セレブリエールとCity Chamber Orchestra Hong Kongとか、アシュケナージとマントヴァの室内オーケストラなど、いろいろありました。

次いで、CDですが。

演奏会と同じワーグナーの演奏がNaxosからリリースされました。トリフォノフのショパンアルバムも良かったです。今年は新譜をあまり買っていなくて、ボックスセットをいろいろ買いました。コワセヴィチのベートーヴェンのソナタ、バレンボイムのベートーヴェンの交響曲、カラヤンのメンデルスゾーン、モーツァルト、ブラームスの交響曲、宗教音楽29枚、リヒテルのEMIとTELDECの全録音とかですね。いずれも面白かったですよ。特にコワセヴィチのベートーヴェンのソナタは新鮮でした。

(2018年1月16日)

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written by wabisuke hayashi