Brahms ヴァイオリン・ソナタ全3曲(平光真彌(v)/田村緑(p) /2016年6月17日長久手市文化の家森のホール)
地元・長久手市にて「おんぱく」をやっているとはつゆ知らず、この演奏会の存在も遠方の方よりメールにてご教授いただいたバチあたり者でございます。咳き込み症状押して、先週連続の「文化の家森のホール」へ。
経緯は忘れてしまったけれど、Brahmsのヴァイオリン・ソナタには苦手意識が・・・ルービンシュタインのBrahmsボックスに含まれるヘンリク・シェリング(1960/61年)も聴いておりません。演奏会を聴き進むに従って記憶が・・・第3番二短調第1楽章「Allegro」の暗い風情が気になったこと、第2番イ長調はヨゼフ・シゲティ晩年の録音を聴いてド・シロウト初心者にはマニアック過ぎたこと・・・いずれ20-30年前のこと。妙な刷り込みはあきまへんな。
真っ暗な会場から静かに「ワルツ 変イ長調」の懐かしい旋律から始まって、第1番ト長調に旋律の記憶がない!(≒かつて、ちゃんと聴けていない)悠々として明るい旋律、平光真彌さんは名古屋(長久手)を中心に活躍される若手(おそらく30歳代)とのこと。中低音豊かにニュアンスたっぷり、しっかりとしたテクニックの自在さに驚きました。田村さんもなかなか豪快、こんな室内楽も素敵でしょ?お二人の自由なトークや、パワポを使った画像表示もわかりやすいもの。帰宅して翌日、ジョルジ・パウク(v)/ロジャー・ヴィニョレス(p)(1991年)のCDでしっかり復習して、作品の美しさに目覚めております。 (2016年6月18日)
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