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アンサンブル・フリー第12回演奏会(尼崎アルカイック・ホール)


2010年5月16日(日) 13:30開演〜尼崎アルカイック・ホールにて  入場無料

Debussy

「管弦楽のための映像」〜「イベリア」

Mahler

交響曲「大地の歌」

浅野亮介/アンサンブル・フリー/西村薫(a)/二塚直紀(t)

   常に意欲的な演目で魅力ある演奏会を開催してくださる「アンサンブル・フリー」。市井のド・シロウトがぐだぐだ屁理屈こねても仕方がないので、簡単に記録コメントしておきましょう。

 演目はアマチュアはもちろん、プロでも稀にしか出会えない作品であること。Debussyの”話法”は独墺系交響曲とまったく異なった色彩、リズムを感じさせて、ここではスペインのリズムと熱気がダイレクトに伝わりました。打楽器5人揃い踏み、ハープだって二人。(これは「大地の歌」も同様)

 ナマで大好きな「大地の歌」が聴けるなんて!これで残りは第3/4/7番のみ。テナーはやや生真面目すぎ、アルトは声量が足りないような気もするが、CD以上の感銘に影響なし。CDでは気付かぬが、あちこち楽器を刈り込んで、声楽が浮き立つオーケストレーションなんですね。同じ旋律を次々と違う楽器で受け渡すところなど、新ウィーン楽派クリソツ〜というか、そのまま彼らにつながるんでしょう。

 終楽章のオリエンタルなテイストは、そのまま第9番の第1楽章に進んでいくことを予感させました。第4楽章「美について」のオケの爆発が絶好調の山場。

 最高。いろいろアマオケは聴いてきたが、これはおそらく驚異的な技量を誇って美しく洗練された演奏です。浅野さんの指揮の技量もますます上がっているよう。どのパートも磨き上げられ、各々のソロで名調子を聴かせてくださいました。ここ数年のヴェリ・ベスト演奏会也。 


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi