「コンサートへ行こう」へ

川崎医大室内管弦楽団第29回定期演奏会


2001年11月3日(土)PM2:00〜早島町町民総合会館「ゆるびの舎」にて

Beethoven 序曲「エグモント」作品84
Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
Mozart 交響曲第38番ニ長調 K504「プラハ」
河田 文忠/川崎医科大学室内管弦楽団/辻 貴子(v)

当日券500円。

 このオケとも3年目のおつき合い。今回、「おしゃべりお婆さん」の真ん前になっちゃったので、少々閉口気味ながら、存分に楽しめました。お客は150人くらいかな?前から4列目、狭い会場だから演奏者の息遣いが目の前に感じられます。

 「エグモント」は名曲であるが、個人的にはトラウマ(虎馬?もしかしたらワタシの場合は馬鹿=ウマシカか)があって、CDはまず聴きません。でも、こうしてナマで聴くとやはり名曲で、胸に迫るものがある。最初のうち、自信なさげにソロリソロリと演奏している感じだが、じょじょに熱を帯びて興が乗ってくるのがよくわかります。この曲のポイントはチェロでしょう。

 メン・コンはナマ初体験。辻さんは当オケのコン・ミスで二十歳そこそこの学生さん。3歳の頃からヴァイオリンを習っていたそうで、コンクールの入賞歴もあるとのこと。明るいクリーム色のロング・ドレスが可愛らしくて、いかにも清楚でした。登場したら「いかにも緊張感いっぱいいっぱい」という雰囲気で、聴き手であるワタシのほうがドキドキしちゃいました。

 ヴァイオリ・ソロはまったく見事で、(別な意味で)ドキドキしました。若いし、女性だし、ということで神経質で線が細い音色を想像していたが、中低音が豊かで良く歌うんですよ。あまりにも有名な曲だから、自発的に聴く機会は少ないが、こうしてみると「ヴァイオリンはソプラノである」といった意味合いが良く理解できます。

 バックも「仲間との共演を楽しんでいる」雰囲気が良く出ていて、とくにフルートは頑張ってましたな、眼鏡の彼氏。久々に、この曲の「甘い旋律」を堪能しました。花束贈呈はいつものことだが、大きいのが出てくる前に、会場下から小さな女の子が小さな花束をプレゼントして、会場の暖かい拍手を誘っていました。

 休憩が終わって、3:00過ぎに再開。「お、今日は早めに終わるな」という予測を大きく外す事件が発生するとは、その時は気付きませんでした。

 ま、「プラハ」といえばワタシがもっとも好きな曲で、ナマで聴くのも初めてだし、楽しみにしていたんですよ。「ジュピター」を倍くらいに遅くしたような序奏が始まりますでしょ。あれがずいぶんとメリハリがきいていて、力強い。で、軽快なアレグロになって熱を帯びるオケの響き、コン・ミスに着替えた辻さんが座って弦も充実しています。なんという爽快な旋律、リズム。喜びに満ちた音楽。

 聴き惚れていると、ちゃんと繰り返しを全部演やってくれていて、素敵な旋律がすべて2倍楽しめるんです。第1楽章だけで20分かかりました。第2楽章の優雅な旋律に痺れたら、終楽章も全部繰り返してくれます。ここでもフルート眼鏡の彼氏絶好調。(ワタシが男性を誉めるのは珍しい)常々、「Mozart の交響曲は繰り返して欲しい」との願いを持っていたワタシは存分に堪能し、全40分のドラマに満足したものです。

 アンコールは究極の癒やし系名曲「主よ、人の望みの喜びよ」。「ゆるびの舎」での演奏会は来週もあります。

 ところで、館内放送によると来年の第30回定期演奏会は倉敷市民会館とのこと。根性入れてお客を集めないと会場広いでっせ。ワタシも転勤していない限り行きますが。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi