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オーケストラ・ノインテ 第15回定期演奏会


2010年3月21日 14:00開演〜吹田市メイシアター中ホール

Dvora'k

チェロ協奏曲 ロ短調

野村 朋亨(v)

交響曲第8番ト長調

坂本 卓也/オーケストラ・ノインテ

 春めいて暖かくなってくると持病の左膝痛も軽快して、引きこもり状態からの解放を目指しましょう。部屋にこもって音楽を聴いていても、ナマの鮮度には絶対にかなわない。作品もお気に入り、会場もJRで電車一本(帰りは阪急で戻ってきました)。メイシアターホールは(おそらく)20年ほど隔てて再訪、記憶薄いが「田園」を大ホールで演ったはず。こちら中ホールは収納人数492人、七割くらいの客の入りでしょうか。オーケストラ・ノインテ=第九オケとのネーミングは「第九」のために集まったのが結成のキッカケだった、とのこと。

 トランペットとコントラバスが全員賛助ですか、う〜む。アマオケ運営も大変なんでしょうね。ヴァイオリン二重奏による「さくら」サロンコンサートの後、チェロの野村さん登場して協奏曲開始です。これが!おどろくほど会場はデッドな音響で、管楽器が溶け合わずに前面に出ちゃう(結果として聴いたことのないような内声部旋律が聴き取れる)。弦が薄い、各パート微細なミスが浮き上がっちゃう。低音は良好・・・野村さんは軽快、流麗なテクニックを誇って最高です。オケも熱演でしたよ、終楽章コンミスとソロとの絡みもお見事。

 お互いのパートを聴きあって、アンサンブルを合わせていくには、少々厳しい会場でしょうか。

 休憩後、交響曲第8番ト長調〜「新世界」よりこちらのほうが、郷愁の旋律多発して大好きですよ。この作品、フルートを先頭に木管大活躍なんですね。頑張ってました!終楽章の長いソロでは少々ヒヤヒヤさせてくださったが、旋律の受け渡しも立派。交代したコンマス氏、第2楽章ソロで緊張の余り?ちょっと調子が外れたのもご愛嬌でしょう。トロンボーンとチューバは第2/3楽章でお休みでして、ホルンはけっこう上手いと思いました。第3楽章哀愁の旋律はいつ聴いても胸に染みちゃう・・・

 会場の乾いた音響に少々閉口しつつ、たっぷり馴染みの旋律を堪能いたしました。終楽章は金管大爆発じゃないですか、チェロが素敵な旋律を刻むが、バランスは余りよろしくない。でも、熱演でした。アンコールのスラブ舞曲10番ホ短調「マズルカ」は交響曲第3楽章にテイストが似ていて、選曲成功です。

written by wabisuke hayashi