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兵庫県芸術文化センター管弦楽団第15回定期演奏会
(ユベール・スダーン)


2008年3月8日(土) 15:00開演〜兵庫県芸術文化センター大ホール(西宮)

Mozart

交響曲第25番ト短調K.183
オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 (285d)
セレナード 第7番 ニ長調 K.250 (248b)「ハフナー」 

ユベール・スダーン/兵庫県芸術文化センター管弦楽団/ハンスイエルク・シェレンベルガー(ob)

 スダーンの追っかけをしてぶりちょふさんが(青春18切符にて)来阪、2枚まとめてオークション入札された切符が一枚回って参りました。凄い人気で完売連続の定期演奏会、初訪問超・豪華なホールも満席、客層はアッパーであってワタシのビンボー服が目立ちます。兵庫県芸術文化センターは居住地隣町至近なのに行く機会はなかったんです。佐渡豊の若いオケもスダーンも、もちろんシェレンベルガーも初耳、エエ機会ですな。演目がまた素晴らしい。

 小ト短調交響曲始まりました。整って涼やかなアンサンブル、スダーンは途中テンポを落としてじっくり、精緻に歌わせます。でもね、オケが全然鳴らない〜と感じるのは一番後ろの席故か。団員は若いんだから、もっと粗削りでも元気に爆発して欲しかったが、三年交代の制度のせいか?上手いが、固有の味とか個性、アクが薄いんです。オーボエが小さくしか聞こえないから、そういうホール特性なのか。ほとんどヴィヴラートを掛けない、最近流行の古楽器的奏法なんですね。佐渡の時もそんな奏法なのか、それともスダーンの要求なのでしょうか。

 名手シェレンベルガー登場。これほど美しい、研ぎ澄まされ、洗練されたオーボエは聴いたことがない。非常に大きな身振りで、軽快颯爽と演じてこれは文句なし。

 休憩後のメインは「ハフナー・セレナード」、スダーン、シェレンベルガー効果もあるんだろうが、こんな地味な演目メインでお客を呼べるんですね。ワタシは大好きだが。慣例通り行進曲ニ長調K.249からスタート〜だが、これもオケが全然鳴っていない。アンサンブルは整っているけれど。CDでは鮮やかに鳴り渡るフルートが、あまり浮き立たない。散漫な響きのホールなのか、それとも席が悪いのか。

 コンマスは豊島泰嗣さんですか?(ちがったらごめんなさい)これはまったく見事なソロでして、目眩く美しい旋律をコロコロと歌わせます。ソロ終了部分で思わず会場の拍手も納得。その後からエンジンが掛かり出したみたいで、オケに熱気も出てきました。

 プロの演奏には辛口になっちゃうなぁ。満席だけど、こんな演奏だったらやがてお客は離れていきまっせ。鍋はまだ完全に火が通っていなくて、味が若い感じ。中ホール、小ホールの室内楽系の演奏会も行ってみたいものです。愛しの美人ヴァイオリニスト・アナスタシア(チェボタリューワ)も6月に来るそうです。演奏会後、シンフォニカーのクマさん(cb)と合流して、福島で痛飲!散財いたしました。

written by wabisuke hayashi