岡山交響楽団「ワークショップ・コンサート」(2005年9月10日)
BURGMU"LLER (指揮者体験)
Nicolai 「ウィンザーの陽気な女房達」序曲
CLEMENTI ソナチネ 作品36-3(秋山しのぶ 主婦) 杉本 賢志/岡山交響楽団 いつものようにご招待いただきました。幸町図書館5階の「西川アイプラザ」は椅子を足しても200席ほどの小さなホールでして、今回は山陽新聞にて一般公募で「オーケストラと一緒にピアノを弾いてみませんか?」という企画を含みます。ワタシは演目に興味があって、Mozart の協奏交響曲は大のお気に入りだし、RVW(ヴォーン・ウィリアムス)のチューバ協奏曲なんて、ナマじゃ滅多に聴けないでしょ? 小さいこども(兄弟か)、母親父親+爺婆(つまり家族揃って晴れ舞台を確認応援)聴衆に揃えてMozart 「皇帝ティートの慈悲」序曲始まりました・・・って、数回訪問済みの西川アイプラザだけれど、残響少なく響きカタく、奥行きがなくて、金管むき出しで驚きました。Haydn のチェロ協奏曲は弦楽主体の前奏が始まると、その牧歌的な旋律リズムに魅了されます。ソロは高音部の演奏がいかにもムズかしそうでした。 Mozart の協奏交響曲K.297bって疑作?いえいえ確証はなくても、この魅力たっぷりの旋律はMozart でしょうが。4人とも気持ちよく軽快に演奏していたけれど、馴染みの(こちらが一方的に・・・)都築さんのオーボエが華やかだったなぁ。いや、もうここまでで充分幸せでございます。
お次、こども達のオーケストラとの共演です。(編曲されていて、すべて管弦楽のバックが付きます)正直、期待していなかったが、トップ8歳の梶谷君が満面の笑顔で登場したとたん、会場の雰囲気ガラリと変わるんです。女の子は素敵なドレスを着て、なんせ聴衆の集中力が並ではない、親戚隣近所一同真剣な眼差しのなか、全員とても上手でしたよ。短い作品ばかりなのもエエ感じ。曲が終わるたび安堵のため息とか、根性入った喝采の拍手(どこぞの”フライング・ブラーヴォ”に非ず)の熱気がもの凄い。いや、まったく別な意味で、これほど感動した演奏会は珍しい。 それと、Haydnのソナタハ長調(これから作品番号確認します)の魅力は、BURGMU"LLERとは桁が違いますね。
RVW(ヴォーン・ウィリアムス)のチューバ協奏曲は希有な経験だと思いますよ。大嶋さん(そういえば以前メールを下さったことがあったか?高校の先生)は驚くべき技巧でして、細かいパッセージの正確さ、低音の迫力は当然として高音のヴィヴラートを効かせた音色が雄弁で美しいこと!エエもん聴かせて下さった。
(すみません。あとの二人は時間の関係で失礼させていただきました。申し訳ございません) |