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【小野文子さん/安田正昭さんピアノ・デュオ・リサイタル】(2005年3月13日)


2005年3月13日(日)PM 2:00〜岡山シンフォニー・ホール

BEETHONEN

交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」

小野文子さん/安田正昭さん(p)

 ご招待いただきました。有名作品ながら、2台ピアノでの演奏となると珍しいし、お客様を呼ぶのはちょっと難しいかも・・・との心配をよそに、かなりの入り。管弦楽だったらともかく、ピアノ・デュオだったら得難い経験だったと思います。

 小野さんの演奏は数回聴いていて(ご招待ありがとうございました)その素晴らしい技巧は言うまでもないが、どちらかというと浪漫派に適正を感じさせる、しっかりとした歌を感じます。それに対して安田さんはMessiaenを得意とし、イヴォンヌ・ロリオにも師事したように、近現代に適正がありそうな、やや神経質なくらいの鋭角さと透明さがありました。

 有名作品だし、自分の脳味噌の中で様々な楽器の音色を補っていたのかも知れないが、微妙なタッチで描き分けていましたね。静かな楽章の繊細な美しさは文句なし。なにぶんピアノ2台の響きの特性か、間が少々足りない印象と、強奏でのリキみが管弦楽とは違うところか。提示部繰り返しもちゃんとして下さって、ありがたいことです。

 大ホールでも不足を感じさせないスケールは、2台のピアノの威力を実感させました。小野さんは「運命」と「田園」でドレスを替えたんですよ。アンコールでは、Tchaikovsky くるみ割り人形〜金平糖の踊り、Holst 惑星〜「木星」。作品がもともと色彩豊かで、ワタシとしては交響曲よりこちらのほうがいっそう楽しめましたね。

 近代フランス辺りの作品をやって欲しかったところですね。2005年6月11日(土)武蔵野市民文化会館公演では「マ・メール・ロワ」も「くるみ割り人形」も演目に上がっております。

(2005年3月13日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi