川崎記念管弦楽団第6回演奏会2005年1月30日(日)PM 2:00〜川崎医大付属病院8階大講堂 入場無料 Schubert
イタリア風序曲第1番 D590ニ長調 Beethoven 交響曲第1番ハ長調 作品23 指揮 伊豆丸 健 /川崎記念管弦楽団 入場料無料。 一昨年末の定期演奏会は「ヴィンシャーマンのマタイ受難曲」と重なってしまって(前日団員のM医師と飲んだだけで)失礼させていただいた「川崎記念管弦楽団」演奏会。ことしは皆様ご出身(OBばかり)の川崎医大大講堂での演奏会でした。なんと児島の体操服屋の若旦那よりメールをいただいて、高級外車にて送り迎え付き・超贅沢演奏会へ。いやぁ、どでかい建築物ですな。8階には高島屋の売店、大食堂、ドトールコーヒーなどもあって、これはひとつの社会を形成しておりました。 点滴付けたまま車椅子の患者も鑑賞する、有意義な演奏会でした。河田先生はここの指揮者を引退されたそうで、岡山交響楽団の伊豆丸さん(トランペット奏者)の指揮も初めて拝見いたしました。岡山交響楽団の楽曲解説をされている福島さん(この方もお医者さん)の司会で演奏会が始まったら、コンマスは(先週飲んだばかりの)M医師じゃないの。んもう、いつの間に。 Schubert のイタリア風序曲って、知名度低いですか。ロザムンデ序曲みたいといか、ロッシーニの序曲風でもあります。もしかして「第2番」は初耳かも。演奏は少々「う〜む」という感じか、木管ソロは苦戦気味であり、まだまだエンジン掛かってきません。
10分間の休憩を経てBeethoven 。音楽はやっぱ、ナマで聴かないとね。考えてみると音楽を愛する者なら必聴のBeethoven 交響曲は、第2/3/5/6/7/9番しか聴いていなくて、第3番「英雄」がやたらと多いですね。演奏機会が多いんだろうか。ともあれ、めでたく第1番ハ長調初体験となりました。 これが前半とは一変、緊張感ある引き締まったアンサンブルになりましたね。この際、細かいアンサンブルのキズなど気にならぬ勢いがあって、「いえ、Beeやんは少々苦手でして・・・」なんという寝言など有無を言わせぬ説得力有。名曲は名曲なんですね、当たり前だけれど。そんなことを実感させてくださる、楽しい演奏でした。 皆様ご出身の大学での演奏会、ってやはり得難い経験でしょうね。演奏者のご家族の方(小さいお子さんもいらっしゃった)やら患者さん、その付き添いの人々も参加して、暖かい演奏会でした。来年、転勤異動していなかったらまたおじゃましましょう。(2005年1月30日)
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